内容説明
法科大学院生待望の事例演習書。『法学教室』で好評を博した演習を単行本化。新事例3本を加え全33問。
目次
任意捜査と強制捜査
職務質問・所持品検査
任意取調べの限界
身柄拘束の諸問題
令状による捜索・差押え
逮捕に伴う無令状捜索・差押え
おとり捜査
接見交通
一罪の一部起訴
訴因の特定〔ほか〕
著者等紹介
古江頼隆[フルエヨリタカ]
1974年東京大学法学部卒業。東京地方検察庁検事、東京高等検察庁公判部長。2004年東京大学大学院法学政治学研究科教授。現在、同志社大学大学院司法研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こがっち
0
☆42016/08/03
hirotada_k
0
初版から大幅に分量が増えた。最近の判例と学説の展開についての補足が多い。また、具体例が増え分かりやすく感じた(ただ一部かえってわかりにくくなったように感じた個所もある)。伝聞についての記述が厚くなったのはとても良い。 初版同様事例演習というよりは講義録だが答案につなげやすいのがgood。2016/03/05
g830165
0
『Bさんの問題意識は、米国の「鞄から出した猫」法理(the cat out of the bag)と同様のものだね。この法理は、被疑者が自白によってひとたび自己の秘密を漏らす(「鞄から猫を出す」)と、被疑者は、その後は、自白をしたことによる心理上、実際上の不利な立場から逃れられず、再び同じ自白をせざるを得ない(「猫を鞄に戻す」ことはできない)と考えるんだ。』鞄から猫…?2020/09/01
あああ
0
全問潰したかと聞かれるとたぶん4割ぐらいやってない、というか捜査・訴因・証拠の部分を中心にやってたので、それ以外は触れてない。元検察官が書いてる本なのに、かなり学説よりの説明が多いため要注意と言われたのだけど、ほぼ全ての論点をわかりやすく解説してくれる演習書があまりないこともあって、どうしてもこれに頼ってしまう。でもまぁ、お陰で一通りの論点は書けるようになったはず。さて、次は何をやろうか2018/11/21
-
- 電子書籍
- カフェ・ネオプラトニカ。 - プロティ…