出版社内容情報
20世紀の2つの世界大戦や冷戦を経た後も,人類は地域紛争やテロに見舞われている。なぜこのような紛争が起こるのだろうか。経済・環境の相互依存が進展し,民主的価値が広まるにつれて新たな世界秩序が達成されるのだろうか。こうした問いへの分析の道具を提供する。
《主な目次》
1章 世界政治における紛争には一貫した論理があるか?
リアリズムとリベラリズム
国際政治とは何か 他
2章 20世紀における大紛争の起源
国際システムと因果関係のレベル
反実仮想
3章 バランス・オブ・パワーと第一次世界大戦
バランス・オブ・パワー
第一次世界大戦の起源
4章 集団安全保障の挫折と第二次世界大戦
集団安全保障の興亡
第二次世界大戦の起源
5章 冷 戦
抑止と封じ込め
冷戦への三つのアプローチ 他
6章 介入,制度,地域紛争
主権と介入
国際法と国際組織
中東紛争
7章 相互依存,グローバリゼーション,そして情報の時代
相互依存の概念
石油をめぐる脱国家的政治 他
8章 新しい世界秩序?
内容説明
20世紀の2つの世界大戦や冷戦を経た後も、人類はアラブ=イスラエル紛争やアメリカでの9.11テロなど、地域紛争やテロに見舞われている。なぜこのような紛争が起こるのだろうか。また、今後もこのような紛争が起こるのだろうか。経済や環境の面で相互依存が進展し、脱国家的および国際的組織が増加し、民主的価値が広まることで、新たな世界秩序が達成されるのだろうか。国際関係を学ぶ学生がこうした問いへの自らの回答を作り上げうるように、理論と歴史の相互検証を通して分析の道具を提供する。ハーバード大学での講義のために執筆され、全米の多くの大学で用いられ版を重ねてきた、「国際政治」への定評ある入門書。
目次
第1章 世界政治における紛争には一貫した論理があるか?
第2章 20世紀における大紛争の起源
第3章 バランス・オブ・パワーと第一次世界大戦
第4章 集団安全保障の挫折と第二次世界大戦
第5章 冷戦
第6章 介入、制度、地域紛争
第7章 相互依存、グローバリゼーション、そして情報の時代
第8章 新しい世界秩序?