出版社内容情報
戦没学生という悲劇を繰り返さないこと、平和のために寄与することを活動の根幹に据えている「わだつみ会」。
「わだつみ会」のそれぞれの時期の活動内容や特徴などに焦点を当てることで、「戦争体験」がどう捉えられ、いかにして向き合われていったのかを描くとともに、戦後日本の歴史が、「戦争体験」を語り継ぐという行為にどのような影響を及ぼしていったのかを明らかにする。
内容説明
戦没学生という悲劇を繰り返さないこと、平和のために寄与することを活動の根幹に据えている「わだつみ会」。「わだつみ会」のそれぞれの時期の活動内容や特徴などに焦点を当てることで、「戦争体験」がどう捉えられ、いかにして向き合われていったのかを描くとともに、戦後日本の歴史が、「戦争体験」を語り継ぐという行為にどのような影響を及ぼしていったのかを明らかにする。
目次
序章 問題意識と先行研究、研究目的
第一章 わだつみ会における「思想団体」の定義と変遷―「思想」の言葉に着目して
第二章 わだつみ会における加害者性の主題化の過程―一九八八年の規約改正に着目して
第三章 非戦争体験者による戦争体験者の戦争責任の追及―戦争責任を語るとはどういうことか
第四章 わだつみのこえ記念館の設立過程と現在―繋ぐ場所としての記念館
終章 結論と今後の課題
著者等紹介
那波泰輔[ナバタイスケ]
1989年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了、博士(社会学)。現在、成蹊大学社会調査士課程室調査・実習指導助手。専攻分野:歴史社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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