内容説明
新羅郡はどこにあったのか?『続日本紀』に記された「新羅郡」は、位置・範囲・実態ともに謎に包まれている。朝霞市・志木市・新座市・和光市の四市に残された主な古代の遺跡を取り上げ、「新羅郡」の謎にせまる。四市や周辺の古代の様相がみえてきた。
目次
第1章 武蔵国新羅郡誕生の歴史的背景について
第2章 内からみた新羅郡(新羅郡の時代の朝霞市;新羅郡の時代の志木市;新羅郡の時代の新座市;新羅郡の時代の和光市)
第3章 外からみた新羅郡(中武蔵の土器様相―須恵器・土師器から見た新羅郡;高麗郡建郡の背景;幡羅郡と郡家跡)
第4章 討論 新羅郡の時代を探る(新羅郡はどこからどこまで?;新羅郡はどこの郡を分割してできたのか;新羅郡家はどこにあったのか;新羅郡に寺はあったのか;新羅郡に新羅の人々が移住した証拠はあるのか?)
著者等紹介
鈴木一郎[スズキイチロウ]
和光市教育委員会。1961年、神奈川県生まれ。立正大学文学部史学科考古学専攻。1990年より、和光市教育委員会に勤務し、以来30年文化財担当者として、市内の遺跡発掘調査を行う。2018年、「新羅郡の時代を探る」と題した特別展の企画を担当した。専門は、考古学
宮瀧交二[ミヤタキコウジ]
大東文化大学文学部歴史文化学科教授。1961年東京都生まれ。立教大学大学院文学研究科博士後期課程から、埼玉県立博物館を経て、現職。博士(学術)。専門は、日本史(日本古代史・観光歴史学)、博物館学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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