内容説明
畿内と東国を結ぶ重要な拠点・シナノ。シナノの考古資料から渡来人や他地域の渡来系の人々が伝えた様々な新来文化を考える。積石塚古墳や合掌形石室、同筒形土製品、暗文土器、皇朝十二銭などを取り上げ、移り変わる「シナノ~信濃」の実態にせまる。
目次
第1章 シナノの古墳文化二相(シナノ(科野)の6世紀代から7世紀代の土器様相
小形〓(ぼう)製鏡類の性格について―篠ノ井遺跡群出土小形〓(ぼう)製鏡類の検討から
シナノの積石塚古墳と合掌形石室
シナノの古墳時代中期を中心とする北と南)
第2章 シナノにおける新来文化の受容(シナノで須恵器が用いられはじめた頃;下伊那地域の古墳時代における新来文化の受容;7世紀前半を中心に科野で用いられた円筒形土製品)
第3章 古墳時代から律令時代への展開(科野(信濃)で7世紀代から8世紀代に用いられた暗文土器
信濃国出土の富本銭と皇朝十二銭
下伊那地域の古墳群形成の推移と伊那郡衙の成立)
著者等紹介
西山克己[ニシヤマカツミ]
1960(昭和35)年1月17日、横浜市生まれ。1978(昭和53)年3月逗子開成高校卒業、1979(昭和54)年4月明治大学入学。明治大学では小林三郎教授、大塚初重教授より日本考古学古墳時代を中心に学ぶ。1983(昭和58)年3月卒業、同年6月より明治大学考古学陳列館に勤務し、1986(昭和61)年4月より(財)長野県埋蔵文化財センター、2004(平成16)年4月より長野県教育委員会文化財・生涯学習課、2008(平成20)年4月より長野県立歴史館に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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