内容説明
実物主義を標榜する先師會津八一の学問を体現した加藤諄金石文学。代表作『仏足石のために』の論考篇、今ここに成る。石に文字を刻むが如き着実な歩みは、現代の学問の危機を救うか。
目次
第1部 日本ところどころ(東京の仏足石;東京の仏足石ふたたび;延岡台雲寺仏足跡歌碑を見る ほか)
第2部 奈良・薬師寺(薬師寺仏足石と仏足跡歌碑のこと;仏足石と和歌)
第3部 人間―仏足石の人々(小研究)(智努について;明恵上人のこと;袋中良定上人 ほか)
著者等紹介
加藤諄[カトウジュン]
明治40(1907)年、愛知県生まれ。早稲田大学大学院修了。早稲田大学第二高等学院講師を経て同大学教授、名誉教授。平成14(2002)年3月4日、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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