内容説明
道頓堀や新世界の町歩きから、郊外まで暮しのにおいあふれる浪花の表情を万歩計をおともに、てくてくと…直木賞作家難波利三が歩いて紹介する。
目次
「ミナミ」散歩（ぶらり道頓堀散歩松竹座から法善寺横丁、ＮＧＫへ；大阪の背骨を歩く夕陽ヶ丘から七坂を巡って ほか）
「キタ」散歩（近松の物語を追って大阪きっての歓楽街「北の新地」；大塩平八郎決起の地反骨と反権力、大阪人気質を生んだ ほか）
「大阪郊外」散歩（くらわんかの町、枚方東海道五十六番目の宿場；野崎観音参り大評判をとった恋物語も今は昔 ほか）
大阪よもやまばなし（ぬめりこそ文章の身上；「まいど」と「おおきに」 ほか）
著者等紹介
難波利三［ナンバトシゾウ］
作家。１９３６年島根県生まれ。１９７２年『地虫』でオール読物新人賞受賞。１９８４年『てんのじ村』で第９１回直木賞受賞。大阪をテーマに執筆活動を展開。元大阪市教育委員、現在、大阪市立クラフトパーク初代館長を務める
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