ヤマケイ文庫<br> 侮るな東京の山 新編―奥多摩山岳救助隊日誌

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ヤマケイ文庫
侮るな東京の山 新編―奥多摩山岳救助隊日誌

  • 金 邦夫【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 318p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784635049559
  • NDC分類 786.1
  • Cコード C0175

内容説明

奥多摩は「東京の山」というイメージから危険性が低いと考えられがちだが、谷は深く尾根は急峻で、遭難は後を絶たない。警視庁青梅警察署山岳救助隊に勤務する著者は長年にわたって奥多摩エリアの山岳遭難救助に携わってきた。著者の救助活動を記録した『奥多摩登山考』『金副隊長の山岳救助隊日誌』『すぐそこにある遭難事故』の3冊から現代にも通じる遭難事例を選び新編にて構成した、奥多摩の全登山者必読の書。

目次

滑落(にわか雨の高水三山;春先の大岳山に潜む危険 ほか)
道迷い(道に迷って沢に降りたら死ぬぞ;二つの遭難死 ほか)
行方不明(せめて登る山を記したメモを残すべし;なぜに多い男性登山者の「神隠し」 ほか)
疲労・軽装備(高齢化社会と登山;登山と携帯電話 ほか)
その他(無念の病気遭難;ヒマラヤニストの雷撃死 ほか)

著者等紹介

金邦夫[コンクニオ]
1947年、山形県生まれ。高校時代から山に目覚め、東北の山々を登る。1966年警視庁警察官になり、1970年に警視庁山岳会「クライム・ド・モンテローザ」を設立。1977年、ヨセミテにおける山岳救助研修に参加。機動救助隊、五日市市警察署山岳救助隊、レンジャー部隊などを経て、1994年から青梅警察署山岳救助隊副隊長として奥多摩に勤務。2003年、警視庁技能指導官(山岳救助技能)の指定を受ける。警察功労賞、警視総監賞詞、人命救助の功績による警視総監賞など受賞多数。2008年定年退職。以後再任用、嘱託員(山岳指導員)として後進の指導にあたる。2013年、山岳救助隊退任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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NADIA

44
登山しないけど私は山岳遭難のノンフィクションが好き。今まで見たり読んだりしたのは、山岳部の学生たちが冬の雪山で遭難するパターンが多かった。もうね、雪山は絶対登っちゃダメ。特に3000メートル級はヤバいね。ならば奥多摩の山々に良い時季に登れば安心だよね。私でも行けるはず、たぶん。と読み進めるけど、やっぱりいろんなパターンで遭難するんだね。持ち物とか出発時刻とか服装とか装備とか心構えとか、とにかく山岳救助隊のお世話にならず、無事生きて帰るためによく学習と準備してから行こう。私は行かないけどね。2024/04/10

あきひと

18
東京青梅署山岳救助隊19年の筆者が書いた奥多摩遭難事例のレポート。クライミング用語、救助ルート選択など専門的な用語が多数だが臨場感たっぷり。救助隊は尾根筋や沢の道は重点捜査するけど、下に落ちたらなかなか見つからないし、下り急斜面でのダブルストックの使用是非、山事故にベテランは関係ないなど多くの示唆を含んでいる。また、奥多摩の山はかなり歩いたけど、まだまだ、奥深いなと思った。2024/03/14

てつJapan

18
【良かった】● すぐ近くに鉄道が通っているとは思えない死亡事故の数々。これら死亡事例集を見るだけで山を侮ってはいけないという強烈な教訓となった。 ● ライトや食料や防寒具は低山でも携行すべきと強く思った。 ● 東京近郊なのに行方不明事例が続出しているのは怖い。道迷いの怖さを思い知った。 ● 滑落事故を甘く見ていた。2024/02/01

roatsu

18
既刊の作品を再編した増補改訂版?のような一冊。テーマはずばり題名の通り。奥多摩を舞台に長年山岳救助や山で起きた事件の捜査に邁進してきた金さんが、遭遇した事例や体験を基に「侮るな」は実際にどういうことなのかを読み手に訴えかける。首都圏のハイカーには馴染の山々に潜む固有または山全般に共通の危険要素を学び、体力作りと心構えの涵養を筆頭に装備や技術も整えて安全な山歩きを心掛けたい。結局は手間を惜しむな、自分勝手に安易に考えるなに尽きる。厳冬期登攀や難ルートの岩壁に万全の準備を尽くして挑み、結果事故に至るケースと、2023/05/21

タカボー

14
警視庁の警察官として山岳救助に携わってきた著者。東京なのにこの人が関わった案件だけでもこんなに山で死んでるの?というのが驚き。もちろん助けるために向かっているんだし、そこで遺体を運ばなければいけない無念の気持ちだったり、飾りの無い文章がそれだけに誠実な印象で期待以上に良書だった。山で脱法ドラッグをやって遭難した人の話が強烈だった。というかそんな馬鹿いるんだなって。コロナ禍以降登山してないけど、登りたくなってきちゃったな。2023/07/15

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