内容説明
チベットにおける幼少での即位から覚悟の亡命までを語る波乱の半生記。
目次
幼年時代
「宗教改革」の災難
寺院の半開放
タシルンポ寺にて
パンチェン大師が「反革命」になる
文化大革命の災難
災難の後の再生
落ち着かない獅子法座
〓小平の政策
クンブム寺の修復その他
政治と秘密
前世の因縁
偽のパンチェン
秘密里に亡命
彼岸での修行
恨みのためではなく予防のために
著者等紹介
アジャ・ロサン・トゥプテン[アジャロサントゥプテン]
アジャ・リンポチェ八世。1950年、チベット東北部オロンノール草原(現中国青海省)のモンゴル遊牧民の家に生まれ、二歳でチベット仏教ゲルク派創始者ツォンカパ大師の父の転生者と認定される。クンブム寺で寺主としての教育を受け、ダライ・ラマ十四世やパンチェン・ラマ十世からも直接教えを授かった。文化大革命を経験しながらも、仏典研究や寺院改革に取り組む。地域の災害対策、伝統医学の継承、初等教育の充実などにも尽力し、モンゴル人、チベット人を問わず広く信仰を集める。1998年、米国に亡命し「慈悲と智慧のチベットセンター」を創設。また、ダライ・ラマ法王の長兄タクツェル・リンポチェが創設した「チベット・モンゴル仏教文化センター」センター長も務める
三浦順子[ミウラジュンコ]
東京学芸大卒。チベット関係の翻訳者
馬場裕之[ババヒロユキ]
1957年、新潟県生まれ。東京都立大学中退。世田谷区役所勤務、上海留学を経て、対中ODAの技術協力プロジェクトに従事した。現在は中国語・日本語の技術翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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