内容説明
坂本龍馬の身長は一七五センチあったといわれる。当時としてはかなりの大男だ。東奔西走するその巨躯に、人は新しい時代のにおいを感じとったのかもしれない。本書は龍馬が生まれた土佐を皮切りに、若き日の江戸遊歴、勝海舟に師事した神戸、亀山社中や海援隊を結成した長崎、おりょうと旅立った霧島、そして最期の地・京都など、ゆかりの地13カ所を旅しながら読み解く異色のガイド。
目次
土佐から江戸へ(高知;江戸;浦賀)
龍馬、東奔西走(神戸;福井;長崎;鞆ノ浦;鹿児島;霧島;下関・山口;萩)
龍馬と幕末動乱の京(伏見;京都)
著者等紹介
一坂太郎[イチサカタロウ]
1966年、兵庫県出身。歴史家。萩博物館特別学芸員、至誠館大学特任教授、防府天満宮歴史館顧問、春風文庫主宰。山口県ふるさとづくり功労賞受賞。講演やテレビ出演も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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厩戸皇子そっくりおじさん・寺
67
高杉晋作や吉田松陰達、長州藩研究でお馴染み一坂太郎さんは坂本龍馬についての本も書いている。この本は龍馬の史跡ガイド本だが、新しい研究の成果等を加えたりした増補改訂版である。このヤマケイ文庫というのも不思議な文庫である。アウトドア派の人に読ませる文庫。矢口高雄の漫画『マタギ』を分厚い1冊で出していて、書店で見る度に買いたくなる。本書も巻末にメモが付いていて、この本を片手に史跡を歩きたくなる。我が故郷広島県の鞆の浦にも1章割かれており、天気のいい日に行って来ようかと思った。簡素な龍馬伝謎解きでもある良書です。2019/03/13
ばんだねいっぺい
21
「お~い竜馬くん」からずっと好きな坂本さんの足跡を堪能。日本に行きたい場所がまた増えた。2017/04/27