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出版社内容情報
東京では毎日、どこかで炊き出しが行われている。つまり、たとえ今日、職を失い、路頭に迷おうとも、都内であれば少なくとも飢え死にすることはないといえる。都庁下、上野公園、代々木公園、山谷、寿町、西成……路上生活者や生活困窮者が列を作る日本各地の炊き出しの現場に足を運び、周囲の人と語らい、配布された食事を食べる。インバウンド客でにぎわう繁華街とは対極に位置する「炊き出し界隈」から、令和ニッポンの新しい輪郭を描く。
【目次】
内容説明
“炊き出し界隈”と令和の貧困。みんな喜ぶカレーライス。豪華すぎるステーキ丼。謎のちかちゅう給食。上野、都庁下、池袋、寿町、西成ほか。実食取材50カ所超。
目次
第1章 上野
第2章 新宿都庁下
第3章 代々木公園
第4章 池袋
第5章 寿町・関内
第6章 大阪
第7章 菊蔵軍団炊き出しツアー記
第8章 令和7年GW路上生活取材記
著者等紹介
國友公司[クニトモコウジ]
1992年生まれ。栃木県那須の温泉地で育つ。筑波大学在学中よりライター活動を始め、7年かけて大学を卒業後、ルポライターに。2018年に西成のドヤ街で生活した日々を綴った『ルポ西成 七十八日間ドヤ街生活』(彩図社)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
読特
43
上野でカレー、新宿でもカレー、代々木公園ではパンの取り放題、池袋ではビリヤニ、横浜で具だくさんの素麺、大阪まで出向いてステーキ丼。ほっともっとののり弁や松屋の牛めしをそのまま持ち帰りできることも。主催する団体も、純粋な支援のNGO、説教を聞かせる宗教団体、貧困ビジネスに呼び込みたい業者と様々。炊き出しは常にどこかでやっている。住がなくても、衣が粗末でも、食には困らない。まだまだ飽食なこの国だが、幸せに暮らすための「何か」が失われていく。下がり続ける自給率。パンのみに生き、パンさえも与えられなくなる。2025/12/07
Ibu Sato
1
東京では無限に炊き出しがあり、飢えで苦しむことはないということが分かった。当初は炊き出しで食費を賄うことで生活保護で暮らせるという安易な考えがあったが、それだと毎日やることがなくて退屈するので働けるなら働いたほうがいいと思った。2025/12/01
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