ニッポンのサイズ 身体ではかる尺貫法

個数:1
紙書籍版価格
¥544
  • 電子書籍
  • Reader

ニッポンのサイズ 身体ではかる尺貫法

  • 著者名:石川英輔【著】
  • 価格 ¥544(本体¥495)
  • 講談社(2013/02発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062767538

ファイル: /

"Reader"および"Reader"ロゴは、ソニー株式会社の商標です。

内容説明

手のひらのサイズを元にした「尺」、米の消費量を元にした「石」など、現代ではなじみが薄くなった尺貫法も、実は身体のパーツを元に作られた合理的な単位だった。江戸庶民の生活に根ざした単位をめぐる合理的な暮らしのヒントが満載! 豊富な図版と、便利な換算表を収めた、おなじみ江戸博士のサイズ解釈便利帳。(講談社文庫)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

櫛部晃季

7
今、世界基準の度量衡であるメートル法と日本古来の尺貫法を対比している。経験や感覚から長い年月を掛けて確立した尺貫法が、理詰めのメートル法に決して劣るものでは無い事が簡潔に書かれていて面白い。著者はメートル法を否定はしていないが、所々に皮肉っぽい表現が出てくる。自分も、何㎡と言われるより何畳と言われた方が部屋の広さが想像しやすいのは確か。尺貫法を取り戻すのも21世紀の世の中悪く無いのではないかと思う♪1円玉が1gだとは知っていたけど、5円玉が1匁だと言う事実を知って日本のチョット粋な部分を見た気がする☆2012/08/20

ポメ子

6
尺、寸、石、匁、間、刻など、時代小説でお馴染みの単位の説明がわかりやすく記されていた。グレゴリオ暦と旧暦の置き換えの考え方は、興味深かった。2021/09/03

ワッピー

4
現代の時間のはかり方やメートル法が地球物理学的な手法で決められているのに対し、尺貫法をはじめとする昔ながらの単位は人間を基にした「身の丈」のサイズ。いろいろな言葉のルーツがわかって面白いけれど、過去の知恵を引き合いにしての現代批判論は「大江戸神仙伝」以来、あまり変わっていませんね・・2012/02/26

ぬのさと@灯れ松明の火

3
私も漠然と坪や畳などの単位は使っているけど、基準の由来や使い分けを知らなかったので、面白かったです。2012/01/30

ザッハトルテ

2
今はもう公的には使用できないが昔からの単位ってよくできている。人間の体のサイズを基準にするのだから、地球のサイズを基準にするよりわかりやすいのは当たり前か。読了した今日2018/9/23の翌日は偶々旧暦8月15日中秋の名月!。個人的に以前から思ってるけど、やっぱりお月見や七夕、桃の節句は旧暦がしっくりくる。2018/09/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4533572
  • ご注意事項