山川歴史モノグラフ
パンと民衆―19世紀プロイセンにおけるモラル・エコノミー

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  • サイズ A5判/ページ数 202,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784634674004
  • NDC分類 234.07
  • Cコード C3022

目次

第1章 近世都市におけるモラル・エコノミー
第2章 プロイセン改革による営業の自由の導入
第3章 新領土の営業制度と微調整
第4章 一八四七年の食糧騒擾
第5章 一八四八年革命下の食糧騒擾
第6章 一八四九年営業条令の規定と諸都市
第7章 営業の自由の確立と一九世紀最後の食糧騒擾

著者等紹介

山根徹也[ヤマネテツヤ]
1965年生まれ。1998年、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。現在、横浜市立大学国際文化学部助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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中村禎史

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19世紀プロイセンのパン、穀物取引の規制と民衆暴動について、新聞や裁判記録など一次史料に基づいて分析し、プロイセン19世紀の一側面を描く。 ナポレオン戦争時のプロイセン改革ではアダム・スミス経済学の影響を受けた政治家が取引規制の無い「営業の自由」を制度化するが、これを逆手に取る商人が価格を釣り上げて暴利を得、これに民衆が実力で反抗したのが1847-49年の3月革命の時期で、東部を中心にパン屋の襲撃などが頻発する。しかし世紀後半、ビスマルクの時代、鉄道網充実や商業の浸透とともにパン取引も自由化へと向かう。2017/05/09

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