内容説明
信徒の数2000万、孤高のアフリカの台地に息づく、初期キリスト教世界。十戒が刻まれた石板を納める「契約の櫃」(アーク)を祀り、華やかな歌舞を神に奉納する。
目次
「失われたアーク」を求めて―首都アディス・アベバ
夜を徹した祈り―古都ラリベラの降誕祭
タナ湖に眠るアークの記憶―青ナイル源流のエチオピア最大の湖
黒いユダヤ人を訪ねる―ファラシャ族の集団移住
ティムカットの祝祭―最古の古都アクスムのタボット
著者等紹介
川又一英[カワマタカズヒデ]
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部露文科卒業。学習研究社に勤務後、執筆活動に入る。2004年10月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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猫風船
2
これは良書。エチオピアの原始キリスト教的な雰囲気には、野町和嘉「エチオピア黙示録」で圧倒されていたので(ちなみに本書の表紙写真は野町氏)、もうちょっと詳しく知りたく思い、本書を手にとったわけだが、想像以上に濃い世界だった。著者の抑制のきいた文体も好き。聖なる儀式を前にした著者の静かな興奮が伝わってくる。p131の少女とのエピソードが好き。長いから引用できないけど。2012/12/31
ぱに
1
別の本の感想欄でオススメされてて借りたら正解だった。ルポとしても分かりやすいし、クリスチャン目線が珍しいし、文学的でもある。主要観光地も網羅。ブルーナイルの滝、行きたかったなあ!!それにしてもアクスム入れて良かったね。結構夜出歩いてて読んでてヒヤヒヤもしました。ティムカット見たことないので雰囲気分かって興味深かった。タボットの真偽は深くは追求せず、郷に入っては郷に従え精神それもこの本ではアリでした。本人がクリスチャンだからってのもあるな。楽器や舞踊入るのはエチオピア正教ならでは。なるほど。2021/10/09
Roti
1
現地に赴き、自分の足で歴史と過去から影響を受けた現存する文化を調査する姿勢には共感を受ける。エチオピアのキリスト教がどんなものなのか、非常に理解できた。作者が旅したようにアスクム、ゴンダール、ラリビア周遊旅行をジェッダ駐在中に企画したいと思う。2013/01/13
カネコ
0
○2011/10/23
toshio
0
憧れの地、エティオピア。早く行ってみたい。 映画【約束の旅路】、【ジェームズ聖地に行く】2008/11/14
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