内容説明
社会学にはどのような研究の手法があり、関心に沿ってどの手法をえらべばよいのだろうか。本書は、現在の経験的な社会学研究において採用されることの多い研究スタイルを、質的研究と量的研究の二分法を超えて幅広く取り上げ解説する。
目次
第1部 フィールドに出かける(インタビュー調査によって得られた語りを分析する;現場に身を置いて考える―エスノグラフィーという調査法;フィールドワークを通して地域社会を研究する;会話分析でやりとりからフィールドを描き出す)
第2部 文書資料を読む(歴史資料に社会を見出す;新聞・雑誌記事から社会を読み解く;公的な文書資料から社会規範を読み解く;社会のなかの学説をみる―先行研究の「奥」を読む)
第3部 量的データを使う(調査票調査とデータ分析で把握する;公的統計を使って確かめる;二次分析を使いこなす―利用可能なデータを広げるために;国際比較研究に取り組む)