内容説明
一支国から…邪馬台国、卑弥呼の墓と、2000文字の記録『魏志』倭人伝をたどり、3世紀の激動の時代を描く。ここに決まり、邪馬台国の位置と卑弥呼の墓。
目次
古代へのいざない―魏志倭人伝の考古学
一海を渡ること千余里、一支国に至る―原の辻遺跡を掘る
くつがえる弥生文化のイメージ―池上曽根遺跡から
また国有り、皆倭の種なり―東国の倭人たち
男子は大小となく皆黥面文身す―倭人のいでたち
牛・馬・虎・豹・羊・鵲なし―倭人と動物
倭国乱れ、相攻伐して年を歴たり―倭人の戦さ
倭の地は温暖にして冬夏生菜を食い―倭人の食卓
鬼道を事とし、よく衆を惑わす―謎の女王卑弥呼
楼観・城柵を厳かに設け―卑弥呼の宮室
男生口四人、女生口六人―洛陽を見た倭人たち
銅鏡百枚―卑弥呼が魏からもらった鏡
南して邪馬台国、女王の都する所―邪馬台国の位置
男王、卑弥呼と素より和せず―狗奴国はどこか
大いに家を作ること径百余歩―卑弥呼の墓
著者等紹介
設楽博己[シタラヒロミ]
国立歴史民俗博物館考古研究部助教授。主要著書に『倭人をとりまく世界―2000年前の多様な暮らし』(編著、山川出版社、2000年)
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