三国志がみた倭人たち―魏志倭人伝の考古学

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  • サイズ A5判/ページ数 297p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784634608108
  • NDC分類 210.2
  • Cコード C0021

内容説明

一支国から…邪馬台国、卑弥呼の墓と、2000文字の記録『魏志』倭人伝をたどり、3世紀の激動の時代を描く。ここに決まり、邪馬台国の位置と卑弥呼の墓。

目次

古代へのいざない―魏志倭人伝の考古学
一海を渡ること千余里、一支国に至る―原の辻遺跡を掘る
くつがえる弥生文化のイメージ―池上曽根遺跡から
また国有り、皆倭の種なり―東国の倭人たち
男子は大小となく皆黥面文身す―倭人のいでたち
牛・馬・虎・豹・羊・鵲なし―倭人と動物
倭国乱れ、相攻伐して年を歴たり―倭人の戦さ
倭の地は温暖にして冬夏生菜を食い―倭人の食卓
鬼道を事とし、よく衆を惑わす―謎の女王卑弥呼
楼観・城柵を厳かに設け―卑弥呼の宮室
男生口四人、女生口六人―洛陽を見た倭人たち
銅鏡百枚―卑弥呼が魏からもらった鏡
南して邪馬台国、女王の都する所―邪馬台国の位置
男王、卑弥呼と素より和せず―狗奴国はどこか
大いに家を作ること径百余歩―卑弥呼の墓

著者等紹介

設楽博己[シタラヒロミ]
国立歴史民俗博物館考古研究部助教授。主要著書に『倭人をとりまく世界―2000年前の多様な暮らし』(編著、山川出版社、2000年)
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感想・レビュー

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転天堂

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魏志倭人伝の記述を様々な学術的視点から論じている。公開講座の講演をもとに加筆した論考となっているので、わかりやすさと情報量のバランスが良い。邪馬台国といえば九州説と畿内説とがあるが、論者は皆畿内説の立場である。この後に発見された纏向遺跡や富塚古墳の副葬品、耳飾などの装飾品の分布などの最新の知見が加わるとどうなるのか、興味は尽きない。2024/10/16

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