出版社内容情報
オスマン帝国のウィーン包囲失敗など近世アジア諸帝国が陰りをみせはじめた時代に登場する新たな時代の息吹を、様々な視点から紹介1683年、オスマン帝国のウィーン包囲失敗に象徴されるように、近世アジア諸帝国は陰りをみせはじめた。そこに登場する近代社会の萌芽を形作る新たな時代の息吹を、貿易・植民地・宗教・法や社会の視点から紹介する。
島田 竜登[シマダ リュウト]
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内容説明
バブルの時代から安定成長の時代へ。現代に通じる転換期の実像を追う。
目次
総論 近世世界の変容
1章 アジア海上貿易の転換(オランダのアジア貿易;中国ジャンク船貿易の台頭 ほか)
2章 あるアルメニア人改宗者の遍歴にみる宗教と近世社会(西アジアの東西大国とアルメニア人;あるアルメニア人改宗者の生涯 ほか)
3章 海賊と先住民に悩まされるスペイン領ユカタン植民地(海賊とカンペチェ港;ログウッド伐採者 ほか)
4章 中国福建省の社会空間(汀州府知府王廷〓の治績;地方士大夫李世熊の行動 ほか)
5章 近世西欧諸国のアメリカ植民地体制における法と経済(近世西欧における植民地・貿易・法の関係;イギリスの航海法と旧植民地体制 ほか)
著者等紹介
島田竜登[シマダリュウト]
1972年生まれ。早稲田大学大学院経済学研究科博士後期課程退学、Ph.D.(ライデン大学)専攻、南・東南アジア史、アジア経済史、グローバル・ヒストリー。東京大学大学院人文社会系研究科准教授
守川知子[モリカワトモコ]
1972年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学、博士(文学)専攻、イラン史、西アジア社会史。東京大学大学院人文社会系研究科准教授
伏見岳志[フシミタケシ]
1972年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了、博士(学術)専攻、大西洋史、ラテンアメリカ史。慶應義塾大学商学部准教授
三木聰[ミキサトシ]
1951年生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学、博士(文学)専攻、中国明清史。北海道大学名誉教授
川分圭子[カワワケケイコ]
1963年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程退学、博士(文学大学)専攻、イギリス近代史。京都府立大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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天婦羅★三杯酢
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