出版社内容情報
1960年代以降、アフリカ・南米地域を中心に多くの国が独立し、ヨーロッパでは、冷戦の終結に伴い、東西ドイツ統一、ソ連崩壊、ユーゴ紛争が起こり、この60年で、世界地図は大きく塗り替えられました。
本書では、具体的に地図のどこが変わったのか、何が変わっていないのか、貴重な60年前の地図と現在の地図を並べてくらべられるようにしています。
さらに解説部分では、国名、国境の変化にまつわる事件、戦争、領土問題、人種問題などにふれていますので、世界史への理解も深まります。
内容説明
植民地の独立、地域紛争、宗教戦争、交通網の発達―新旧の地図を並べて現代世界の変化を体感する!国名、領土の変化にまつわる事件や戦争、領土問題、民族問題などを地図の変化とともに解説、現代史への理解も同時に深まる。変遷がひと目でわかる国名一覧付き!
目次
アジア地域
ヨーロッパ地域
アフリカ地域
アメリカ地域
オセアニア地域
資料編
著者等紹介
関眞興[セキシンコウ]
1944年三重県生まれ。東京大学文学部卒業、駿台予備学校の世界史講師を27年勤め、退職後は著作家となる。学習マンガの監修なども手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鮭
9
アフリカの国名や地名が印象的。 中東の中立地帯も今考えると不思議な代物。地理だけではなく、町の規模の移り変わりもまた面白い。大体そのまま発展してるが、衰退してる場所も。2022/10/08
マサキチ黒
7
発行から一年経ってないのにロシアへの好意的な書き方に驚く。そう。当時はこれがスタンダード。過去の地図との比較は面白いが解説を加えるとどうしても無難な方向になるので残念。2022/09/09
乱読家 護る会支持!
6
人は60歳で還暦を迎える。現代を生きる人が時代変化を認識できる長さは、60年程度なのかもしれない。 60年前の1960年代は、第二次世界大戦が1645年に終わってから15年経ち、戦後の秩序が固まっていく時期。アフリカ諸国が独立し、黒人差別撤廃、男女平等などの世界的運動が広がった時期。そして第三次世界大戦のキッカケになったかもしれない1962年のキューバ危機。 ぼーっと眺めているだけで、意外にいろんな発見があって面白いですよん。2022/05/24
月猫夕霧/いのうえそう
5
地図は好物ですが普段は大縮尺(狭い範囲)の地図ばかりを見ているのもあって、広い範囲での地図では変化も少なかろうと思っていました。けど本書を見ると地名とか国境とかは相当変わってますね。流石に自然地形はそれほど変わってないだろうと思えばアラル海は小さくなっているわけで……。丹念に見れば、もっと変わったところを見つけられそうな気がします。2022/04/29
takao
2
ふむ2022/11/13
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- 和書
- 剣よ、かく語りき