出版社内容情報
管内乱流から地球物理,宇宙物理まで幅広い話題を取り上げ,最新の情報を交え解説.乱流に関わる研究者,技術者にとって必読の書.「乱流はどこからくるのか」「乱流の普遍的性質とは何か」「それはどこまで決定論的なのか」といった応用数学・物理学的疑問から,抗力・混合・熱伝達・燃焼など,実際のプロセスに対する乱流の影響や工学モデルまでの幅広い話題を,最新の情報を交えて詳細に解説.
乱流に関わるすべての研究者,技術者にとって必読の書.
第?部 乱流の古典的描像
第1章 乱流の遍在性
第2章 流体力学の方程式
第3章 乱流の起源と性質
第4章 せん断乱流と簡単な完結モデル
第5章 テイラー・リチャードソン・コルモゴロフの現象論
第?部 自由減衰一様乱流
第6章 等方性乱流(物理空間)
第7章 数値シミュレーションの役割
第8章 等方性乱流(スペクトル空間)
第?部 トピックス
第9章 乱れに及ぼす回転,成層および磁場の影響
第10章 二次元乱流
P.A.Davidson[ピーエーダビッドソン]
益田 重明[マスダシゲアキ]
慶應義塾大学 名誉教授 工博
内容説明
乱流はどこからくるのか。乱流の普遍的性質とは何か。それはどこまで決定論的なのか。そもそも普遍的な乱流理論なるものは存在し得るのか。管内乱流から地球物理、宇宙物理にまでまたがる幅広い話題を取り上げ、最新情報を交えて一貫した視点からこれらの疑問に答える。
目次
第1部 乱流の古典的描像(乱流の遍在性;流体力学の方程式;乱流の起源と性質;せん断乱流と簡単な完結モデル;テイラー・リチャードソン・コルモゴロフの現象論)
第2部 自由減衰一様乱流(等方性乱流―物理空間;数値シミュレーションの役割;等方性乱流―スペクトル空間)
第3部 トピックス(乱れに及ぼす回転、成層および磁場の影響;二次元乱流)
著者等紹介
益田重明[マスダシゲアキ]
1941年生まれ。1970年慶應義塾大学大学院工学研究科博士課程所定単位取得退学。1973年工学博士(慶應義塾大学)。1988年慶應義塾大学教授(理工学部)。2007年慶應義塾大学名誉教授。専門は流体工学、とくに回転場の乱流(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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