出版社内容情報
ABCと名乗る正体不明の殺人者から届いた殺人予告状。それは、名探偵エルキュール・ポアロをも翻弄する連続殺人事件の皮切りだった。アルファベット順に殺人が起き、現場には必ず鉄道時刻表が……すべての読者の予想を覆す大胆不敵なトリックを駆使した名作
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
40
図書館にジュニア用のものしかなかったので、仕方なくこちらを。ABCの順番で起きる殺人にポワロが挑みます。最後があっさりしている感は否めまんが、ポワロは殺人を最初から見透かしているようにすら思えました。2023/10/20
みつばちい
30
新しく出ているハヤカワ・ジュニア・ミステリシリーズ、蔵書に加えるか検討のため読んだ。昔ポアロが大好きでいろいろ読んだが、なぜかこの本だけ途中で止まってしまい、読破してなかったので結末がわかって楽しかった。が、表紙のポアロがイメージとかけ離れてる、、もう少しでっぷりしたおじさんにしてほしかった、、ミスマープルもイメージより20歳、30歳くらい若いイラスト。そこだけ残念、、勤務先にある他の同タイトル本と少し読み比べたが、この新しいシリーズの訳は今の子どもにもわかりやすくて良いのでは、と思う。2021/01/31
なおなお
8
オリエント急行の殺人は古い訳のを読んだが、今回は思い切って新しいのを読んでみた。はじめに絵で登場人物が整理されていて分かりやすい。2022/11/23
猫路(ねころ)
8
人情的な背景、ポアロは人間性を見抜く観察力が凄いなと感心してしまいました。末尾のポアロに見透かされてる犯人もニヤリ。2022/04/03
biba
6
きっと有名なお話なのでしょうが、ポアロ初心者の私は初めて読んだので面白かったです!犯人は全く分からず、アガサ・クリスティさんの手のひらで転がされるように、「この人が怪しい」「この人が犯人なのでは」と推理しては外れていました(笑)。早く違う本が読みたい!2024/02/08