内容説明
基礎理論―どのような物理・化学過程を扱うのか。数値計算―どのようにモデルを解くのか。応用例―どこまで現実を再現できるのか。オゾン、PM2.5、黄砂といった大気環境問題の解明と解決を目指し、化学輸送モデルを正しく使うための知識を包括的に解説。
目次
第1部 基礎編(大気環境モデリングとは―現在までと将来;大気と物質輸送の基礎方程式;大気化学反応の基礎とモデル化;大気エアロゾルの物理・化学過程;大気放射過程)
第2部 数値計算技術編(化学輸送モデルの構成と数値計算法;化学輸送モデルのサブモデル)
第3部 応用編(化学輸送モデルの応用―アジアスケールの解析;黄砂のモデリングと応用;化学輸送モデルとデータ同化―観測データと数値モデルの連携)
著者等紹介
鵜野伊津志[ウノイツシ]
1978年北海道大学工学部衛生工学科卒。1980年北海道大学大学院修士課程修了。1980年環境庁国立公害研究所研究員。1988年工学博士。1990年イリノイ州立大学シカゴ校主任客員研究員。1990年環境庁国立環境研究所と改称。1993年同研究所大気物理研究室長。1998年九州大学応用力学研究所教授
弓本桂也[ユミモトケイヤ]
2003年九州大学工学部地球環境工学科卒。2008年九州大学大学院総合理工学府博士後期課程修了、博士(工学)。2010年ハーバード大学理工学部客員研究員。2011年気象庁気象研究所研究官。2015年同主任研究官。2017年九州大学応用力学研究所准教授
板橋秀一[イタハシシュウイチ]
2008年九州大学理学部地球惑星科学科卒。2013年九州大学大学院総合理工学府博士後期課程修了、博士(理学)。2013年一般財団法人電力中央研究所研究員。2014年同主任研究員(2018年ノースカロライナ州立大学海洋・地球・大気科学科客員研究員)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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