出版社内容情報
具体的な図表データを多用し、「現代日本語」に限定した日本語学の入門書
はじめに
?総論
日本語学とは
?各論
音声と音韻
語彙
意味
文法
文章と文体
文字と表記
敬語
方言と共通語
?応用分野
日本語教育
社会言語学
コンピュータ言語学
心理言語学
対照言語学
文化人類学
?基礎知識
図書館と文献の調べ方
学会情報
ネット情報
索引
コラム
1日本語の値段
2日本語の死
3言語の接触
4マルチリンガル
5看板のことば
6辞書
7WWW(ウェブ)
8コーパス
9モバイルメディア
10ヴァーチャル・コミュニケーション
荻野 綱男[オギノ ツナオ]
編集
目次
1 総論(日本語学とは)
2 各論(音声と音韻;語彙;意味;文法;文章と文体;文字と表記;敬語;方言と共通語)
3 応用分野(日本語教育;社会言語学;コンピュータ言語学(日本語情報処理)
心理言語学
対照言語学
文化人類学)
4 基礎知識(図書館と文献の調べ方;学会情報;ネット情報)
著者等紹介
荻野綱男[オギノツナオ]
日本大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
富士さん
2
備忘録として。p16とp35の媒体としての日本語の市場価値と競り合いの結果生まれる帰結を扱った中井精一さんのコラムがとてもよい。保守派の論者が、標準語の文法を学ばせることは社会上昇をもたらすもので、文化的ヘゲモニーに基づく差別であろうはずがない、みたいなこと言っているのを読んで、これを思い出しました。強い言語に従うのが弱い言語話者の当然であり、利益であると言うのなら、もっと強い言語から自分の言語を”方言”として扱われても文句が言えず、どうやって”日本”の独自性を擁護するのでしょうか。2019/09/18