出版社内容情報
江戸時代のベストセラーである和算書『塵劫記』。生活に密着した、算術の楽しい指南書を現代の例題で作り替える。発想の転換、なるほどと手を打つ着眼点など、算数嫌いな人でも面白く読める。読むと家族や友達に話ししたくなる一冊。
内容説明
「塵劫記」は日常生活のさまざまな数の計算について、例題を使って説明した数学書。米の売買など、具体的に必要なことがわかる指南書でした。また、パズルのような数遊びなども多く取り入れています。本書もそのような視点に立って、実際の事柄に例をとり、数の楽しさ、奥深さを楽しめるよう工夫しました。
目次
序章 算術の発展と塵劫記
第1章 頭をやわらかくする和算とパズル(一筆描きで橋を渡れる?;3色の国旗、いくつ作れる?;ペットボトルと牛乳瓶ではかり分ける! ほか)
第2章 身近なもので楽しむ色々な計算法(足が6本で頭が2つ?;ハガキを41回折ると月まで届く?;お菓子は全部で何個入り? ほか)
第3章 発想力をきたえる図形と数学(曲尺で円周を測るには?;補助線はどこに引く?;竹の断面積を知るにはどこを測る? ほか)
著者等紹介
佐藤健一[サトウケンイチ]
1938年満州国(現・中国東北部)新京市生まれ。1962年東京理科大学理学部数学科卒業。現在、東京理科大学非常勤講師、和算研究所理事長、NPO法人和算を普及する会代表、日本数学史学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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