出版社内容情報
「人の話を聞いてもその意味を頭の中に描けない、だから話しそのものを聞けない日本人がどんどん増えていますよね。このままだといずれ日本は滅亡する、あたしは本気でそう思っています。」(「まえがき」より)話しのプロ「噺家」 圓窓が真剣に語る日本語の現代事情。
内容説明
聞き方ひとつで人生が変わる。
目次
第1話 人間の一生は「聞く」ことから始まった(話をよく聞いていた九官鳥;日本人の卵が半熟になった ほか)
第2話 仕事も恋も「聞くこと」で成功する(どうして日本人は「愛しているよ」と言わないのか;日本中を「挨拶横丁」にしよう ほか)
第3話 話を聞かない大人は手遅れ(古池に飛び込んだのは、ほんとに蛙だったのか;ひたすら「見ろ」の正岡子規 ほか)
第4話 一生の宝(聞くこと)を手に入れる(子供の声が小さくなった;紙芝居は絵が止まっているからいい ほか)
附録 覚えて話して聞かせたい「落語名台詞」集(「寿限無」;「垂乳根」 ほか)
著者等紹介
三遊亭円窓[サンユウテイエンソウ]
昭和15年、東京・深川の生まれ。都立文京高校卒業後落語界入門。昭和44年真打に昇進。古典落語ばかりでなく落語歌謡、仏笑落語、民話落語、古文落語、演劇落語、狂言落語と幅広く活動。昭和62年から各地の教育委員会や団体で講演。平成13年より日本大学芸術学部の非常勤講師として大学生、小学校国語の教科書の落語「ぞろぞろ」の執筆者として小学生など、年齢・立場を超えた相手に語り続けている
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感想・レビュー
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