出版社内容情報
十八史略は、元の曾先之の著。太古から南宋末までの約四千年の歴代興亡冶乱のあとを、史記・漢書以下18種の史書によって、時代順に要約活写したものである。文章は簡明で興味ぶかく、故事成語が豊富で古くから親しまれている。本書は、その完訳。中国の冶乱興亡、英雄の活躍が息つくひまも与えない。上巻は巻3、下巻は以下。
目次
解説一
■巻一
太古九
三皇一〇
太昊伏羲氏一〇
炎帝神農氏一二
黄帝軒轅氏一三
五帝一七
少昊金天氏一七
顓頊高陽氏一七
帝嚳高辛氏一八
帝堯陶唐氏一八
帝舜有虞氏二二
夏二四
殷三〇
周三九
春秋戰國五五
呉五七
蔡六二
曹六三
宋六三
魯六五
衞七九
鄭八一
晉八二
陳八五
齊八六
趙一〇四
魏一二四
韓一三三
楚一三五
燕一四〇
秦一四六
■巻二
秦一六一
始皇一六一
二世一七四
三世(秦王子嬰)一八二
西漢一八五
高祖一八五
惠帝二四〇
文帝二四三
景帝二五二
武帝二五七
昭帝二八一
宣帝二八八
元帝三一一
成帝三一七
哀帝三二二
平帝三二三
孺子嬰三二五
王莽簒漢三二五
■卷三
東漢三三五
光武帝三三五
明帝三七三
章帝三八〇
和帝三八三
殤帝三八六
安帝三八六
順帝三九三
沖帝三九六
質帝三九六
桓帝三九七
靈帝四一一
獻帝四一八
三國四三五
漢(附魏・呉二僭國)四三五
烈帝四三六
後帝四三九
西晉四五九
武帝四五九
惠帝四六六
懷帝四七八
愍帝四八一
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
130
陳舜臣さんの十八史略は昔読んだことがあるのですが印象は結構薄い感じでした。そこで本格的なこの2冊本を読んでみようと思い手に取りました。十八史略というのは中国の歴史書18冊をまとめたもので、比較的入門者というか若い人に読ませるためのもののようです。上巻では、太古から三国、西晋の時代までです。漢文と読み下し文があり、通釈と語釈があります。私は読み下し文と通釈のみを通して読みました。比較的理解しやすく読めました。日本でも昔は、これと論語と唐詩選などが教科書であったようです。いい本ですが普通に購入すると高すぎです2017/03/13
えび
1
結構前に買ったのをようやく読了。 十八史略は18の史書の要点を抄略した書籍ということですが、それでも物語として読んでいて非常に面白い。 聖人もいればびっくりするほど悪虐な人もいて、良いも悪いもそれぞれ色んな人生があるなぁと思いながら読みました(^^) 史記が読みたくなった…2023/12/24
鴨の入れ首
0
1967年刊。図書館本です。中国の入門者向け歴史書『十八史略』の要点を抜き出して現代語訳した中国古典文学解説書です。この上巻では、三皇五帝から西晋滅亡まで収録。中国史入門者向け歴史書だけあって大まかな流れを知ることができ、良い本だと思いました。2025/07/05
孤灯書屋
0
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️2021/03/14
多読多量連投が日課だった
0
あらあっさり。2018/03/04