出版社内容情報
10月革命はレーニンの死後、壊滅的に歪曲されたとする、スターリン主義批判で知られる歴史学者によるロシア革命論。のちのペレストロイカにつながる先駆的な論考。
目次
第1部 10月革命は不可避であったのか(様々な観点―社会革命と個人の役割;2月のブルジョア民主主義革命について;10月社会主義革命について;1917年の大衆の行動の自然発生性と組織性)
第2部 10月革命は時機尚早だったのか(「時機尚早な」革命は起こりうるのか;ロシアの社会主義革命と、メンシェヴィキとエスエルの立場;ボリシェヴィキの立場)
第3部 10月革命直後の100日間(革命直後の数週間;憲法制定議会の召集と解散;1918年1月・2月のロシア社会主義連邦共和国内の経済情勢)
第4部 1918年の困難な春(ブレスト後のソヴィエト・ロシアにおける経済建設のプログラム;大衆がボリシェヴィキから顔をそむける;貧農委員会と内戦の開始)