ナショナリズムとナショナル・インディファレンス―近現代ヨーロッパにおける無関心・抵抗・受容

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ナショナリズムとナショナル・インディファレンス―近現代ヨーロッパにおける無関心・抵抗・受容

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  • サイズ A5判/ページ数 432p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623094356
  • NDC分類 311.3
  • Cコード C3022

出版社内容情報

本書は、幅広い射程を持つ「ナショナル・インディファレンス(国民への無関心)」現象の歴史的な意義を追究する。19世紀から20世紀後半までの、ソ連を含むヨーロッパ各地の多彩な事例を取り上げ、様々なアプローチのもと、ナショナリズム理解に画期的な切り口を与える。本書を読めば、この先「ナショナル・インディファレンス」を念頭に置かずにナショナリズムの過去・現在・未来を見ることはできなくなるだろう。
原著:Maarten Van Ginderachter and Jon Fox, eds., National Indifference and the History of Nationalism in Modern Europe (Abingdon: Routledge, 2019)

内容説明

本書は、幅広い射程を持つ「ナショナル・インディファレンス(国民への無関心)」現象の歴史的な意義を追究する。19世紀から20世紀後半までの、ソ連を含むヨーロッパ各地の多彩な事例を取り上げ、様々なアプローチのもと、ナショナリズム理解に画期的な切り口を与える。本書を読めば、この先「ナショナル・インディファレンス」を念頭に置かずにナショナリズムの過去・現在・未来を見ることはできなくなるだろう。

目次

序章 ナショナル・インディファレンスと近代ヨーロッパ・ナショナリズムの歴史
第1章 他のことで頭はいっぱい―19世紀ベルギーにおける国民文化プロジェクトの障害と限界
第2章 ナショナル・インディファレンスと国民的献身の往還―第一次世界大戦期ロシアにおけるトレンティーノ出身戦争捕虜の軌跡
第3章 移行途上の迷い?―アドリア海北部におけるハプスブルク帝国の遺産、国家と国民形成、新ファシスト秩序
第4章 ナショナル・インディファレンスとトランスナショナル企業―チェコの製靴会社バチャのパラダイム
第5章 ナショナリズムと無関心のあいだ―戦間期ユーゴスラヴィアにおける無関心の緩慢な排除
第6章 フランス人らしさへの複数の道―ナショナル・インディファレンスとアルザスのフランス復帰、1919‐1939年
第7章 政治を越えて―日常的民族実践としてのナショナル・インディファレンス
第8章 国民への無関心・統計・構築主義パラダイム―戦間期ポーランドの国勢調査におけるトゥテイシ(「ここ出身の人々」)欄
第9章 20世紀前半の上シレジアにおける道具的ナショナリズム
第10章 「わたしは諸国民の境を取り払った」―第二次世界大戦終結期上シレジアにおける国民の乗り換えとローマ・カトリック教会
第11章 「ゾウィエト連邦市民―なんと荘厳な響きでしょう」―ポスト・スターリニズム期ソ連の投書・ナショナリティ政策・帰属意識
第12章 結論―(再論)ナショナル・インディファレンスと近代ヨーロッパ・ナショナリズムの歴史

著者等紹介

金澤周作[カナザワシュウサク]
京都大学大学院文学研究科教授。イギリス近代史

桐生裕子[キリュウユウコ]
神戸女学院大学文学部准教授。中・東欧近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sayan

26
nation(国民/民族)をめぐる国内・国際政治上の動向は極論すると殉難に明らか。本書はナショナリズムが当然視する殉難を拒絶する内部の存在を指摘し歴史的背景や事例を示す。直ちに注釈が必要だが拒絶は否定ではなく「無関心」を意味する。この反応は単一民族、統合社会を自負する国家権力に致命的な脅威と映る。G・オーウェルの「無関心は現代を特徴づける」に通じる。ある意味本書は「想像の共同体(B・アンダーソン)」に挑戦する。コペンハーゲン学派の社会的安全保障議論も想起され、変化と無関心をめぐる現象に無関心でいられない。2023/12/14

takao

1
ふむ2024/09/24

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