MINERVA社会学叢書<br> 健康格差の社会学―社会的決定因と帰結

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MINERVA社会学叢書
健康格差の社会学―社会的決定因と帰結

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  • サイズ A5判/ページ数 295p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623092277
  • NDC分類 498
  • Cコード C3336

出版社内容情報

本書は、社会階層と健康の相互規定関係を解明することを目的とする。第?部では、ライフステージごとに健康とライフイベントの関わり合いを検討、第?部では、仕事や階層の条件がどのように健康を規定するか考察するほか、長期不況期に急増した非正規労働者のメンタルヘルスの問題を男女別に扱う。第?部では、因果の方向を変え、健康が地位達成や家族形成にどのような影響を及ぼしているのかについて分析する。

内容説明

本書は、社会階層と健康の相互規定関係を解明することを目的とする。第1部では、ライフステージごとに健康とライフイベントの関わり合いを検討、第2部では、仕事や階層の条件がどのように健康を規定するのかを考察するほか、長期不況期に急増した非正規労働者のメンタルヘルスの問題を男女別に扱う。第3部では、因果の方向を変え、健康が地位達成や家族形成にどのような影響を及ぼしているのかについて分析する。

目次

健康格差への社会学的アプローチ
第1部 ライフステージの変化と健康格差(健康格差の発生と求められる社会環境の整備;子ども期の心理社会的発達と母親のソーシャル・キャピタル;子ども期の社会経済的地位と口腔の健康;若年非正規雇用者の結婚と健康の関連メカニズム;壮年層の職業性ストレスと努力―報酬不均衡)
第2部 仕事の条件・職場の環境はどのように健康に影響しているのか(健康の社会的決定因としての仕事;心疾患リスク要因としての過重労働;「首尾一貫性感覚」の規定因としての仕事の条件;職場のソーシャル・キャピタルとメンタルヘルス;組織的公正の実現は労働者のメンタルヘルスを改善できるか;非正規雇用がメンタルヘルスに及ぼす影響の性差)
第3部 健康格差はどのような不平等を生み出すのか(不平等の原因としての健康格差;健康格差が不平等に与える影響についての予備的検討;過去の健康問題が社会経済的地位に与える影響)

著者等紹介

片瀬一男[カタセカズオ]
1956年、生まれ。1980年、東北大学文学部卒業。1983年、東北大学大学院博士課程単位取得中退。修士(文学)。現在、東北学院大学教養学部教授

神林博史[カンバヤシヒロシ]
1971年、生まれ。1995年、金沢大学文学部卒業。2002年、東北大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。現在、東北学院大学教養学部教授

坪谷透[ツボヤトオル]
1980年、生まれ。2006年、東北大学医学部卒業。2012年、東北大学大学院医学系研究科博士課程修了。博士(医学)。現在、一般社団法人みんなの健康らぼを主宰(理事)し、youtubeやfacebookで情報発信しているほか、東北大学大学院歯学研究科非常勤講師等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

akanishi

1
学術書。データ解析、議論展開はかなり慎重。2022/07/09

キヨとも

1
個人的に少し難しい本でした。 ただ、健康を意識すれば社会的地位が向上し、仕事のパフォーマンスも上がり収入が上がり幸せになりやすくなる。という事がわかる本でした。 口腔健康の重要性も書かれていたのでこれから歯磨きの今よりもしっかりとやりたいと思います。 定期健診や歯磨き忘れをなくすことなど2022/07/03

Yosuke Hashimoto

1
社会階層論においては、さまざまな社会的・経済的・文化的不平等論が論じされてきた。社会階層論における不平等に配分された資源とは、職業、学歴、所得、影響力といった社会的地位または序列にかかわる資源で、健康という資源の格差は議論の俎上には乗せてこられなかった。健康は教育と並んで、社会的地位の達成のための資源、人的資本の一部をなしている。業績主義の社会で健康であることは業績をあげるのに貢献する。また健康を損なうことで職や地位を失うことになる。この点で健康もまた階層社会において不可欠の社会的資源であると言える。2022/02/13

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