出版社内容情報
環境の世紀といわれる21世紀において、私たちは自らの生活だけではなく未来世代のためにも持続可能な社会をつくるための方策を探求しなくてはならない。
本書は「フィールドから考える」ことをモチーフとして2012年に刊行した好評既刊の内容を最新情報にアップデート。
第?部では地域環境を考えるための分析視角を提示し、第?部では具体的なフィールドにおける地域環境問題への取り組みとしての教育実践を紹介する。
内容説明
環境の世紀といわれる21世紀において、私たちは自らの生活だけではなく未来世代のためにも持続可能な社会をつくるための方策を探求しなくてはならない。本書は「フィールドから考える」ことをモチーフとして2012年に刊行した好評既刊の内容を最新情報にアップデート。第1部では地域環境を考えるための分析視角を提示し、第2部では具体的なフィールドにおける地域環境問題への取り組みとしての教育実践を紹介する。
目次
第1部 地域環境をとらえる視角(グローカルな時代における持続可能な地域社会の創造と政策構想;地域社会におけるアクティビズムの多様な「かたち」;コミュニティのなかの労働組合;近代都市の生活環境と改革運動―19~20世紀のドイツ都市社会;地域と生業の環境史―近世後期の下総台地畑作地域を事例として;「文化的景観」の特質と可能性;ぶどうとワインからみた「地域の経済」―山梨県甲州市勝沼町を事例として;再生可能エネルギー開発と地域社会の受容性;持続可能な地域経営と産業クラスター―青森県のりんご産業を中心として)
第2部 地域環境のフィールドスタディ(フィールドとともに学び、育つ―フィールド「共育」の可能性;アメニティマップから「都市の環境倫理」を考える;歴史を現在に活かす?―ドイツ・フィールドスタディから考える;文化の継承と未来―「創造都市」金沢の文化行政と市民参加について;都市の自然を教育資源とした地域活動の展開;地震災害を読み解く―地震の起こる場所・歴史・土地条件;環境と科学技術のリテラシー獲得へ向けて―文理融合の意味と体験型学習の役割について)
著者等紹介
小島聡[コジマサトシ]
1962年東京都生まれ。1994年法政大学大学院社会科学研究科博士課程満期退学。現在、法政大学人間環境学部教授。専門:行政学、地方自治論
西城戸誠[ニシキドマコト]
1972年埼玉県生まれ。2003年北海道大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(行動科学)。現在、法政大学人間環境学部教授。専門:環境社会学、地域社会学、社会運動研究
辻英史[ツジヒデタカ]
1971年京都府生まれ。2005年東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究博士課程修了、博士(学術)。現在、法政大学人間環境学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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