戦後日本の「革新」勢力―抵抗と衰亡の政治史

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  • サイズ A5判/ページ数 309p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623091096
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C3031

出版社内容情報

五五年体制下で保守・自民党に対抗して「革新」と呼ばれた左派政治勢力の実態はいかなるものだったのか。そして「革新」勢力の中心であった社会党・総評が政権交代を実現できなかった要因は何か。本書では社会党の消長をその支持基盤とともに分析し、さらに公明党・民社党の保守への接近、共産党の孤立など、戦後「革新」勢力の対立と分裂に至る構造的な問題を解明しつつ、安全保障や福祉政策での「革新」の役割についての通説を再検討する。

内容説明

五五年体制下で保守・自民党に対抗して「革新」と呼ばれた左派政治勢力の実態はいかなるものだったのか。そして「革新」勢力の中心であった社会党・総評が政権交代を実現できなかった要因は何か。本書では社会党の消長をその支持基盤とともに分析し、さらに公明党・民社党の保守への接近、共産党の孤立など、戦後「革新」勢力の対立と分裂に至る構造的な問題を解明しつつ、安全保障や福祉政策での「革新」の役割についての通説を再検討する。

目次

革新政党の消長と支持基盤の構造
第1部 革新勢力の分裂と停滞(社会党の長期低落―一九五五~六九年;「革新」と「社会民主主義」との格差;高度経済成長と多党化―公明党の登場、一九六九~七二年;共産党拡大と「革新連合政権」構想―一九七二~七五年)
第2部 革新勢力の溶解から衰滅まで(保守の変容と労働運動の衰退―一九七五~七六年;「革新」と「中道」の分裂―一九七六~八〇年;「革新」と五五年体制の終幕―一九八一~九四年)
戦後「革新」勢力の役割とは

著者等紹介

及川智洋[オイカワトモヒロ]
1966年岩手県北上市生まれ。1990年東北大学法学部法学科卒業。朝日新聞社勤務。2016年放送大学大学院修士課程修了。法政大学大学院政治学研究科博士後期課程入学。朝日新聞社退職。2019年法政大学大学院政治学研究科修了。博士(政治学)。現在、法政大学非常勤講師(政治学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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のん

1
社会党を中心とした革新政党の成立から消滅までを通史的に論じている。おおむね55年体制期と重なる。社会党・民社党の支持母体である労働組合との関係や、総評内の主導権争いなども詳細な記載がある。55年体制下の革新(・中道)政党について一冊で通史的に読める本。2024/04/11

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