出版社内容情報
20年にわたる平成期において、日本政治は、度重なる政権交代や連立組み替えなど、流動的かつ激しい展開を見せてきた。だが、たんに混迷の時代だったとは言えない。冷戦終結後の世界にあって日本は、新たな目標を探し求めてきた。本書は平成政治の最高指導者である首相16人に着目し、様々な模索と挑戦の軌跡を明らかにする。ここに平成政治史の本格的な見取図を提示し、次の時代を切り開く手がかりも見出す。
内容説明
三〇年にわたる平成期において、日本政治は、度重なる政権交代や連立組み替えなど、流動的かつ激しい展開を見せてきた。だが、たんに混迷の時代だったとは言えない。冷戦終結後の世界にあって日本は、新たな目標を探し求めてきた。平成政治の最高指導者である首相一六人に着目し、様々な模索と挑戦の軌跡を明らかに。平成政治史の本格的な見取図を提示し、次の時代を切り開く手がかりも見出す。
目次
歴史としての平成日本政治
第1部 五五年体制終焉と「政界再編」の只中で(宇野宗佑・海部俊樹・宮澤喜一―経世会に翻弄された宰相たち;細川護煕・羽田孜―改革派政権の誕生と限界;村山富市―過去への良心と未来への無関心;橋本龍太郎―統治機構改革の礎石;小渕恵三―「凡人宰相」の非凡さ;森喜朗―過小評価された端境期の宰相)
第2部 「小泉劇場」から「ねじれ国会」へ(小泉純一郎―「市民感覚」の政治、制度的権力の勝者;安倍晋三(第一次)―理念の実現を目指した果てに
福田康夫―「外交族」宰相の面目
麻生太郎―「経済通首相」の不運と誤算)
第3部 民主党政権と「安倍一強」(鳩山由紀夫―理想主義と権力の狭間で;菅直人―現代日本のセルフメイド・マン;野田佳彦―統治責任の模索;安倍晋三(第二次)―「一強」政権の虚実)
著者等紹介
宮城大蔵[ミヤギタイゾウ]
1968年東京都生まれ。2001年一橋大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(法学)。現在、上智大学総合グローバル学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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