内容説明
本多静六は日本最初の林学博士である。明治から昭和にかけて、日比谷公園や明治神宮の森をはじめ、全国各地の水源林や防風林の整備、都市公園の設計改良など多大な業績を残し、一介の大学教授でありながら、「四分の一貯金法」により、巨万の富を築いた。本書は宇宙論から始まり、幸福論、仕事論、努力の大切さを述べた書であり、三七〇冊を超える著作の中でも、本多思想の全体像をつかむ上で最適の一冊と言える。
目次
第1章 人間は働くことで宇宙の創造進化に寄与する(努力して働くことは人間の本能;我々の生命は永遠不滅であり、宇宙の大生命の一部である ほか)
第2章 幸福の本質は努力と進歩にある―幸福の六要素(心身が健康であること;自分の欲望が満たされること ほか)
第3章 処世の秘訣―人生を幸福にする基本中の基本(職業を道楽にする;生活を単純化する ほか)
第4章 学生・青年に贈る成功の法則(本多式職業の選び方;良友を得る ほか)
著者等紹介
本多静六[ホンダセイロク]
1866~1952年。日本初の林学博士、造園家。日本の「公園の父」と称される。現在の埼玉県に生まれ、東京山林学校(現・東京大学農学部)を卒業。その後ドイツへ留学、ミュンヘン大学などで学び、経済学ドクトルを取得。帰国後、東京農科大学などで教鞭をとりつつ、全国各地の植林・造園を計画し、実地指導に当たった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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