出版社内容情報
はじめて「法」に接する大学1年生向けに、基本的な法学の概念を解説する入門書。法に対する西洋と東洋の考え方の違いを丁寧にたどり、歴史的な観点から「法のカタチ」を学ぶ。
人類の英知がつまった「法」とは何か。現実世界ではどのように作用しているのか。条文や判例を通じて、日本と世界、現代法と近代法など、比較の視点を織り交ぜながら、法の世界を読み解く。
目次
第1章 社会科学としての法学
第2章 「法」のカタチ
第3章 日本人の法意識論
第4章 法と道徳
第5章 法源
第6章 法の分類
第7章 法の解釈
第8章 法の効力
第9章 法と裁判
第10章 六法とリーガル・リサーチ
著者等紹介
西田真之[ニシダマサユキ]
1984年広島県生まれ。2006年慶應義塾大学法学部法律学科卒業。2008年東京大学大学院法学政治学研究科総合法政専攻修士課程修了。2013年同大学大学院法学政治学研究科総合法政専攻博士課程単位取得退学。2014年東京大学・博士(法学)取得。現在、明治学院大学法学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゲオルギオ・ハーン
20
法学の入門書の中でも読みやすい内容かと思いました。学生向けというよりかは年齢層を(良い意味で)意識しておらず、洋の東西を問わず歴史上の法律の展開を雑学的に紹介してくれるので息抜きも出来た。基礎的な用語を他の入門書で慣れ親しんでいたおかげで特に引っ掛かることもなかった。敢えて言えば、他の入門書よりも踏み込んだ解説がないので少し物足りない気分になることもあった。そろそろ入門書ではなく、もう少し専門的な本を読んでもいいかもと自信をつけることが出来たので良い読書になりました。2021/04/07
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