出版社内容情報
公認心理師カリキュラムにおける必修科目「産業・組織心理学」では、「職場における問題(キャリア形成に関することを含む。)に対して必要な心理に関する支援」と「組織における人の行動」を学ぶこととされている。本書ではこのカリキュラムに対応したテキストとして、諸理論の内容と意義、理論を実践的に用いる考え方、臨床場面での活動やそのための技術・態度を理解することを目指す。
内容説明
公認心理師カリキュラムにおける必修科目「産業・組織心理学」では、「職場における問題(キャリア形成に関することを含む。)に対して必要な心理に関する支援」と「組織における人の行動」を学ぶこととされている。本書ではこのカリキュラムに対応したテキストとして、諸理論の内容と意義、理論を実践的に用いる考え方、臨床場面での活動やそのための技術・態度を理解することを目指す。
目次
産業・組織心理学を学ぶ意義
第1部 産業・組織を理解する(組織とは―組織の運営・管理と組織‐個人の心理学的アセスメント;組織における労働契約・法規―産業・労働分野の基本となる法とは)
第2部 産業・組織における人を理解する(キャリア―働く人々を理解・支援するための理論と概念;ワーク・モティベーションと組織コミットメント―個のパフォーマンスを支えるもの;リーダーシップ―集団活動への効果的な影響力のために;職場の人間関係―人と人とをつなげて組織を支えるもの;職業性ストレスとメンタルヘルス―働く人のストレスとの付き合い方を理解する;作業と安全衛生―生産活動にかかわる人を支える)
第3部 産業・労働分野の心理学的支援を考える(産業・組織心理臨床の実際―「働くこと」を心理学的に支援するための活動;産業精神保健―産業・労働分野における公認心理師の立場とその役割;ストレスチェック制度―メンタルヘルス不調の未然防止のために;多様性に配慮した支援―あらゆる人がいきいきと働くために;組織開発―学びと変容のプロセス)
著者等紹介
川畑直人[カワバタナオト]
京都大学大学院教育学研究科博士後期課程中退、博士(教育学)。William Alanson White Institute,Psychoanalytic Training Program卒業。公認心理師カリキュラム等検討会構成員、同ワーキングチーム構成員。公認心理師養成機関連盟理事・事務局長。現在、京都文教大学臨床心理学部教授。公認心理師・臨床心理士
大島剛[オオシマツヨシ]
京都大学大学院教育学研究科修士課程修了。17年間の児童相談所心理判定員を経て現職。現在、神戸親和女子大学発達教育学部教授。公認心理師・臨床心理士
郷式徹[ゴウシキトオル]
京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了、博士(教育学)。現在、龍谷大学文学部教授。臨床発達心理士・学校心理士
加藤容子[カトウヨウコ]
名古屋大学大学院教育発達科学研究科心理発達科学専攻博士後期課程単位取得満期退学、博士(心理学)。現在、椙山女学園大学人間関係学部心理学科教授。公認心理師・臨床心理士
三宅美樹[ミヤケミキ]
名古屋市立大学大学院精神保健看護学分野修了、修士(看護学)。トヨタ車体株式会社にて心理職の社員として勤務後、現職。現在、みきカウンセリングオフィス主宰。公認心理師・臨床心理士・認定心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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