出版社内容情報
公認心理師カリキュラムにおける必修科目「心理的アセスメント」では,「心理的アセスメントの目的及び倫理」「心理的アセスメントの観点及び展開」「心理的アセスメントの方法」「適切な記録及び報告」を学ぶこととされている。本書ではこのカリキュラムに対応して、心理的アセスメントの目的とその手法について概観し、様々な領域におけるアセスメントの実際と、臨床現場で留意すべき点を豊富な事例から学ぶ。
内容説明
公認心理師カリキュラムにおける必修科目「心理的アセスメント」では、「心理的アセスメントの目的及び倫理」「心理的アセスメントの観点及び展開」「心理的アセスメントの方法」「適切な記録及び報告」を学ぶこととされている。本書ではこのカリキュラムに対応して、心理的アセスメントの目的とその手法について概観し、様々な領域におけるアセスメントの実際と、臨床現場で留意すべき点を豊富な事例から学ぶ。
目次
序章 まず理解をすること、そして援助が始まる
第1部 心理的アセスメントの目的および観点(心理的アセスメントの見取り図―どこから始め、ゴールをどう考えるか;何を知ろうとするのか―心理面接におけるアセスメントのポイント;どのように知ろうとするのか―言語・観察・心理検査による情報の収集)
第2部 心理的アセスメントの方法(知能検査・発達検査―心の知的な部分を知ること;人格検査―パーソナリティの多角的なアセスメントに役立つツール;症状評価法・診断面接基準―公認心理師が知っておきたい知識とその生かし方;神経心理検査・認知機能検査―心と脳の関係を探る)
第3部 各領域における心理的アセスメントの特徴と方法(医療領域の心理的アセスメント―チーム医療に生かし、支援につなげる;福祉領域の心理的アセスメント―支援を見据えた見立てと理解;教育領域の心理的アセスメント―子どもの取り組む課題に目を向ける;司法領域の心理的アセスメント―犯罪・非行のメカニズムの解明と更生支援;産業・労働の心理的アセスメント―労働者のメンタルヘルス不調の事例をふまえて;心理支援へのアセスメントの活用―公認心理師としての成長のために)
著者等紹介
川畑直人[カワバタナオト]
京都大学大学院教育学研究科博士後期課程中退。博士(教育学)。William Alanson White Institute、Psychoanalytic Training Program卒業。公認心理師カリキュラム等検討会構成員、同ワーキングチーム構成員。公認心理師養成機関連盟理事・事務局長。現在京都文教大学臨床心理学部教授、公認心理師・臨床心理士
大島剛[オオシマツヨシ]
京都大学大学院教育学研究科修士課程修了。17年間の児童相談所心理判定員を経て現職。現在、神戸親和大学文学部教授、公認心理師・臨床心理士
郷式徹[ゴウシキトオル]
京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。博士(教育学)。現在、龍谷大学文学部教授、学校心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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