歴史的に考えるとはどういうことか

個数:

歴史的に考えるとはどういうことか

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2025年06月05日 20時57分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 280p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784623086351
  • NDC分類 207
  • Cコード C1020

出版社内容情報

歴史家と考えよう、「歴史」のとらえ方・描き方
学校で習う日本史・世界史はもちろん、マンガやゲーム、小説、映画、ドラマのなかにも「歴史」との接点はたくさんある。横溢する「歴史」にどう向き合うべきか? 6人の歴史家による問題提起。


市民講座、自分史、歴史小説、映画、テレビ、漫画、ゲーム……私たちの日常には「歴史」があふれている。一方、学校現場では歴史教育に苦労している。学生が減り、制度も変更され、学習指導要領では「(暗記ではなく)歴史的思考力を」と求められる。過去についてもあらゆる情報が氾濫し、誰も信憑性を保証しない今、一人ひとりの「歴史的思考力」が問われている。本書は歴史をとらえる力をいかにして養うか、どのような点に留意して歴史をみるべきかを考える書。

内容説明

歴史家と考えよう、「歴史」のとらえ方・描き方。学校で習う日本史・世界史はもちろん、マンガやゲーム、小説、映画、ドラマのなかにも「歴史」との接点はたくさんある。横溢する「歴史」にどう向き合うべきか?6人の歴史家による問題提起。

目次

第1部 歴史像ができるまで(歴史と出会うとき;歴史の中で「他者」と出会う;史料から歴史へ;歴史を意味づける;「歴史の見方」に潜む落とし穴)
第2部 歴史を教え学び、考える(「歴史的に考える」ことの学び方・教え方;大学で歴史を学ぶということ;日常の中で歴史的に考える「七カ条」)

著者等紹介

南塚信吾[ミナミズカシンゴ]
1942年生まれ。1970年東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。1967年国際学修士(東京大学)。現在、NPO歴史文化交流フォーラム付属世界史研究所所長、千葉大学・法政大学名誉教授

小谷汪之[コタニヒロユキ]
1942年生まれ。1972年東京大学大学院人文科学研究科東洋史博士課程中退。現在、東京都立大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おおにし

15
文系学生向けの啓蒙書かと思ったが、私のような歴史に疎い人間にも有益な本だと思う。日常の中で歴史的に考える七カ条の中で「この歴史を書いているのは「誰か」と問おう」いう条はとても重要だ。ポスト真実の時代だからこそ誰が誰に向けて書かれた歴史書なのかをしっかり見極める必要がある。ネット歴史のような著者不明なものは特に注意すること。わかりやすい歴史入門書に飛びつきやすい私への警鐘と受け取った。カー「歴史とは何か」はぜひ読んでおきたい。2021/04/29

OKKO (o▽n)v  終活中

14
図書館 平台 ◆一ヵ月後に現役学生たちの前で話をしなくてはならない。偶然見つけた本書のおかげで私の三か条「①現地主義 ②先行研究精査 ③定説を疑え」をスマートに説明できそうだ ◆以下「七カ条」(南塚信吾) に尽きる 1.「おもしろい」「ためになる」は卒業しよう 2.自分の「偏見」を自覚しよう 3.この歴史を書いているのは「誰か」と問おう  4.「史実」を重んずる本かどうかをまず見よう 5.史実の作られ方を警戒しよう 6.歴史についての「判断」は慎重にしよう 7.未来への「展望」を持って過去を見よう 2019/07/09

かんがく

13
中高歴史の授業で、どれだけ歴史学的な視点を入れられるかというのは歴史科教員にとって重要課題であると以前から思っているが、なかなか難しい。本著でもそのヒントになりそうなことが多数書かれていたが、実践するのはなかなかに難しい。2020/03/19

さとうしん

13
様々な方向から「歴史的に考える」歴史教育について議論したものだが、小中高の教育現場での取り組みに関係する報告が面白い。特に第6章で紹介されている、小学校での国風文化の成立についてのグループ討論で、塾であらかじめ学習していた生徒が、その内容をなぞる形でグループ内での議論を押し切っていたという話がかなり示唆的になっているように思う。この種の本としては取っつきやすい切り口の話題が多い。2019/07/19

Masatoshi Oyu

6
歴史的に考えるということは、自己の内面において歴史と未来を対話させること、ということだと理解しました。 歴史は、ともすると学校の暗記科目であって、正解を覚えておけばよいと思われがちですが、しかし、歴史も科学である以上常に反証可能性に晒されており、そして、歴史は過去の事実の総体そのものではありえない(もとになる史料自体、誰かがその人の関心に基づいて遺したものである)以上、何らかの意味付けに基づいて紡がれているのであって、それは当然多様でありうる。 2020/03/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13851009
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品