出版社内容情報
なぜ「総合的な学習の時間」を実施するのか。「教科書」が各校で違うのに、どうして同じ問題で入試をするのか、等々――これらは教育課程と深くかかわる問いである。それでは「教育課程」とは何か。本書は「カリキュラム」との違いを踏まえたうえで、教育課程の基礎的な知識と理論、および学習指導要領の変遷や教育課程をめぐる今日的課題について解説した最新のテキスト。
目次
教育課程とカリキュラム
カリキュラムの類型論
教育課程と学習指導要領
教育課程行政の基礎知識
教科書と学習指導要領
総合的な学習の時間の成果と課題
小学校外国語教育の展望
カリキュラム・マネジメントの理解
高等学校の多様な教育課程
学習指導要領の変遷(1)―戦後復興からゆとり路線まで
学習指導要領の変遷(2)―グローバル化と学力観の転換
教育課程をめぐる今日の動向(1)―教育課程の研究校制度
教育課程をめぐる今日の動向(2)―多文化共生
著者等紹介
吉田武男[ヨシダタケオ]
筑波大学人間系教授
根津朋実[ネツトモミ]
1969年生まれ。筑波大学人間系教育学域准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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