出版社内容情報
「男性稼ぎ主モデル」の転換は日本が直面している最重要課題の1つであり、それにとって代わる新しい社会関係を探る必要があるのではないか。
本書は、日本の生活保障の諸課題と現状に鑑みながら、規範論・政策論・動態論の全領域に目配りし首尾一貫したシャフトをとおす。「男性稼ぎ主モデル」に代わる新しい社会モデル「稼得とケアの調和モデル(earner-carer model)」の提案とその実現プロセスを、国際比較を通して検討した力作。
内容説明
「男性稼ぎ主モデル」の転換は日本が直面している最重要課題の1つであり、それにとって代わる新しい社会関係を探る必要があるのではないか。日本の生活保障の諸課題と現状に鑑みながら、規範論・政策論・動態論の全領域に目配りし首尾一貫したシャフトをとおす。「男性稼ぎ主モデル」に代わる新しい社会モデル「稼得とケアの調和モデル(earner‐carer model)」の提案とその実現プロセスを、国際比較を通して検討した。本格的なジェンダー政策研究。
目次
「男性稼ぎ主モデル」の克服
第1部 「稼得とケアの調和モデル」の実現方法―欧州6か国の比較(規範論・政策論・動態論の連動;「稼得とケアの調和モデル」―規範論;「稼得とケアの調和モデル」の3つの政策理念型―政策論;欧州6か国と日本における「稼得とケアの調和」の現状)
第2部 「柔軟就労・共同ケア型」への移行―動態論・イギリスの事例から探る(「北欧型」ECECシステムには移行せず;「柔軟就労型」への移行)
「稼得とケアの調和モデル」が拓く未来
著者等紹介
田中弘美[タナカヒロミ]
1984年三重県生まれ。2017年同志社大学大学院社会学研究科社会福祉学専攻博士課程(後期課程)修了。同志社大学研究開発推進機構及び社会学部特任助教・博士(社会福祉学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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