龍谷大学国際社会文化研究所叢書<br> 日中韓メディアの衝突―新聞・テレビ報道とネットがつなぐ三国関係

個数:

龍谷大学国際社会文化研究所叢書
日中韓メディアの衝突―新聞・テレビ報道とネットがつなぐ三国関係

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2025年09月17日 16時07分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 260p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623079414
  • NDC分類 070.21
  • Cコード C3036

出版社内容情報

メディアは国際関係にいかなる影響を及ぼしているか…急逝した若宮啓文氏(元朝日新聞主筆)の遺稿も掲載。日本、中国、韓国のメディアは自国の政治、そして三国関係にいかなる影響を及ぼしてきたのか。本書では、日中韓三国のジャーナリストとメディア研究者が、各国メディアが戦後どのような道を歩んだかをふまえたうえで、その国際報道が国際関係に及ぼした影響を解明する。またメディアがナショナリズムといかに関わり、産業としていかなる発展を見せたのかも解明する。

序 章 日中韓をめぐるメディアと政治(李 相哲)





 第?部 日中韓メディアの組織構造 



第1章 韓国歴代政権のメディアとの戦争――金大中・盧武鉉政権の言論統制を中心に(晋錫)

 1 新聞発行の自由と統制

 2 新聞発行の許可制と言論統制

 3 金大中政権の言論弾圧

 4 盧武鉉政権のメディアとの戦争

 5 その他の新聞関連法の問題点

 6 憲法裁判所の違憲決定

 7 終わりに代えて



第2章 現代中国のマスメディア産業構造――1978?2014年の間の変遷を中心に(文 春英/隋 欣/呉 瑩瑩)

 1 マスメディア産業の変遷(1979?2014年)

 2 マスメディア広告市場の起伏(1983?2014年)

 3 マスメディア構造の変遷(1983?2014年)

 4 マスメディア構造の変遷と段階区分

 5 変化の真只中にある中国マスコミ産業



第3章 日本の政治システムとメディア産業(畑仲哲雄)

 1 日本型マスメディアの形成

 2 巨大化・複合化するマスメディア

 3 統治システムとメディアの階層



第4章 北朝鮮における「メディア政治」――権力維持のための権力によるメディア(李 相哲)

 1 メディアは統治の道具

 2 メディアの本質と北朝鮮政治

 3 北朝鮮メディアの現況と組織構造

 4 メディアに対する管理と統制

 5 メディア統制の実態

 6 先行研究と結論





 第?部 日中韓の政治とメディアの報道



第5章 日本の雑誌ジャーナリズムによる権力監視――『週刊文春』による舛添要一・東京都知事の疑惑報道を事例に(小黒 純)

 1 雑誌は衰退するのか

 2 事例研究――舛添要一・東京都知事の問題をめぐる報道(総論)

 3 事例研究――公私混同疑惑の報道(各論)

 4 考察――雑誌ジャーナリズムの仕事

 5 調査報道とスクープ



第6章 中国の政治と報道規制――習近平指導部下のメディア規制(渡辺陽介)

 1 象徴的事件

 2 悪化するメディア環境

 3 強まる外国メディア規制

 4 海外メディアへの不信感

 5 西側メディアへの挑戦

 6 国内メディアの海外報道



第7章 日中メディアが見た「日清戦争120年」――論調の相違と問題点、東南アジアからの視点(卓 南生)

 1 日中メディアの日清戦争記念報道の落差

 2 日本メディアの日清戦争記念報道に隠された歴史観

 3 「明治維新」をどのように見、「日清戦争」の教訓をどう汲み取るか



第8章 中国におけるソーシャルメディアと主流メディア――「二つの世論の場」をめぐって(王 ?)

 1 伝統メディアから新メディアへ

 2 メディアの融合と新たな社会世論の場



第9章 テレビ報道とネットの10年――日本と中国、取材現場からの考察(山川友基)

 1 テレビ報道の使命

 2 尖閣諸島沖漁船衝突事件

 3 中国駐在で見た中国の変化とインターネット

 4 インターネットですれ違った日中関係

 5 日本政治とインターネット

 6 ネット規制強める習近平国家主席

 7 事件から六年後の尖閣諸島で何が

 8 オリンピックイヤーを迎える東アジア



 第?部 日中韓のメディア産業

第10章 日中韓に「同舟新聞」の夢(若宮啓文)

   共同研究者、若宮啓文氏を偲ぶ(李 相哲)



第11章 中国におけるテレビ産業の変革の必要性(劉 偉/張 宏)

 1 改革の背景と要因

 2 産業組織の分析枠組み

 3 テレビ局の伝統的コンテンツ産業における改革と効果

 4 新メディア環境におけるテレビ局の変革

 5 テレビと新メディアとの競争・協力的な発展



第12章 中国におけるソーシャルメディアの実態――発展の軌跡と現状(劉 揚)

 1 中国におけるソーシャルメディアの発展状況

 2 ソーシャルメディアの中国社会に対する影響

 3 ソーシャルメディアに対する中国政府の規制



あとがき

事項索引

人名索引

李 相哲[リ ソウテツ]
2017年3月現在 龍谷大学社会学部教授

内容説明

日本、中国、韓国のメディアは自国の政治、そして三国関係にいかなる影響を及ぼしてきたのか。本書では、日中韓三国のジャーナリストとメディア研究者が、各国メディアが戦後どのような道を歩んだかをふまえたうえで、その国際報道が国際関係に及ぼした影響を解明する。またメディアがナショナリズムといかに関わり、産業としていかなる発展を見せたのかも解明する。

目次

日中韓をめぐるメディアと政治
第1部 日中韓メディアの組織構造(韓国歴代政権のメディアとの戦争―金大中・盧武鉉政権の言論統制を中心に;現代中国のマスメディア産業構造―一九七八~二〇一四年の間の変遷を中心に;日本の政治システムとメディア産業;北朝鮮における「メディア政治」―権力維持のための権力によるメディア)
第2部 日中韓の政治とメディアの報道(日本の雑誌ジャーナリズムによる権力監視―『週刊文春』による舛添要一・東京都知事の疑惑報道を事例に;中国の政治と報道規制―習近平指導部下のメディア規制;日中メディアが見た「日清戦争一二〇年」―論調の相違と問題点、東南アジアからの視点;中国におけるソーシャルメディアと主流メディア―「二つの世論の場」をめぐって;テレビ報道とネットの一〇年―日本と中国、取材現場からの考察)
第3部 日中韓のメディア産業(日中韓に「同舟新聞」の夢;中国におけるテレビ産業の変革の必要性;中国におけるソーシャルメディアの実態―発展の軌跡と現状)

著者等紹介

李相哲[リソウテツ]
1959年中国生まれ。1982年中国北京中央民族大学卒業。黒龍江日報記者を経て1987年に来日。上智大学博士課程修了。博士(Ph.D.新聞学)。現在、龍谷大学社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品