世界史的観点から現代を考察する―二十一世紀への道

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世界史的観点から現代を考察する―二十一世紀への道

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  • サイズ A5判/ページ数 541p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784623077328
  • NDC分類 108
  • Cコード C3310

出版社内容情報

20世紀と21世紀の時代精神を様々な局面から凝視。〈現代〉を文化・精神史的視点から考察し、時代の光と影を総括する現代文明論。現代を世界史の大きな枠の中でとらえて、十九、二十、二十一世紀を総括し、われわれが立っている現代の位置を解明する。科学技術が人間精神に及ぼす影響と、それに伴う文化精神の低落や大衆社会の病理を抉り出し、現代という時代の心象風景を批判的に記述する。現代とはどのような時代なのか、現代の精神状況を冷静に眺め診断する文明論的考察。

[ヨーロッピズム──現代の世界史的解明への序章]

第一章 ヨーロッピズムの時代―ヨーロッパの世界化と世界のヨーロッパ化
 1 二十世紀とは何であったか
 2 歴史観の転換
 3 日本の近代化
 4 ヨーロッパの近代化とその拡大
 5 非ヨーロッパのヨーロッパ化
 6 ヨーロッピズムの時代

第二章 ヨーロッパの拡大――ヨーロッパ文化の自壊とヨーロッパ近代文明の膨張
 1 ヨーロッパ文化は何によって成立したか
 2 ルネサンスをどうみるか
 3 世俗化の時代
 4 産業革命とフランス革命は何を意味するか
 5 自由主義と社会主義と国民主義
 6 ヨーロッパ文化の自壊
 7 ヨーロッパの拡大

第三章 非ヨーロッパのヨーロッパ化――ヨーロッパ近代文明の受容とヨーロッパへの反撃
 1 十九世紀以前のヨーロッパ化
 2 十九世紀のヨーロッパ近代文明の衝撃
 3 自主的ヨーロッパ化
 4 植民地化としてのヨーロッパ化
 5 ヨーロッパ主義の系譜
 6 反ヨーロッパ主義の系譜
 7 ヨーロッパ主義と反ヨーロッパ主義の交叉
 8 非ヨーロッパの近代文化
 9 ヨーロッパへの反撃
 10 ヨーロッパからの自立
 11 二十世紀後半の非ヨーロッパ

補遺 ヨーロッパにして非ヨーロッパ――アメリカ

第四章 ヨーロッピズムの終焉――ヨーロッパの後退と世界の合一化
 1 ヨーロッパの後退
 2 ヨーロッパの非ヨーロッパ化
 3 危機に立つ二十世紀の文化
 4 二十世紀の国際関係と近代化
 5 ヨーロッピズムの中の共産主義
 6 国際化と文化の混在
 7 二十一世紀への展望


あとがき


[二十世紀とは何であったか──鎮魂と追悼の百年]

はじめに 二十世紀の光と影

第一章 非ヨーロッパの世紀
 1 ヨーロッパの後退
 2 アメリカニズムの盛衰
 3 コミュニズムの興亡
 4 アジア・アフリカの自立と苦悩

第二章 科学技術文明の進展
 1 科学技術の巨大化
 2 メディアの復讐

第三章 大衆社会の出現
 1 大衆消費社会の実現
 2 大衆の国家

第四章 文化の頽落
 1 低俗の崇拝と専門化
 2 世界像の喪失と対象の破壊
 3 精神の散乱と永遠の忘却

あとがき


[二十一世紀を読む──不安な時代]

まえがき

第一章 統合されゆく世界
 1 世界の合一化と地域統合
 2 政治統合の可能性

第二章 分散する世界
 1 民族紛争の時代
 2 統合と分散のせめぎ合い

第三章 混在する文化
 1 相対主義の時代
 2 移動する人口

第四章 一様化と水平化
 1 一様化と画一化
 2 水平化と平均化

第五章 膨張と略奪
 1 幾何級数的膨張
 2 自然と生命の略奪

第六章 離脱する精神
 1 享楽的生活
 2 情報過多社会
 3 仮想現実
 4 文明の落とし子たち

第七章 不安な時代と宗教
 1 文明の衰退と不安
 2 不安と救い


あとがき


[付 論]
東アジア時代の検証
多様性の中の共存
世界の政治的統合に向けて

後 記

小林 道憲[コバヤシ ミチノリ]
著・文・その他

内容説明

現代を世界史の大きな枠の中でとらえて、十九、二十、二十一世紀を総括し、われわれが立っている現代の位置を解明する。科学技術が人間精神に及ぼす影響と、それに伴う文化精神の低落や大衆社会の病理を抉り出し、現代という時代の心象風景を批判的に記述する。現代とはどのような時代なのか、現代の精神状況を冷静に眺め診断する文明論的考察。

目次

ヨーロッピズム―現代の世界史的解明への序章(ヨーロッピズムの時代―ヨーロッパの世界化と世界のヨーロッパ化;ヨーロッパの拡大―ヨーロッパ文化の自壊とヨーロッパ近代文明の膨張;非ヨーロッパのヨーロッパ化―ヨーロッパ近代文明の受容とヨーロッパへの反撃)
二十世紀とは何であったか―鎮魂と追悼の百年(非ヨーロッパの世紀;科学技術文明の進展;大衆社会の出現;文化の頽落)
二十一世紀を読む―不安な時代(統合されゆく世界;分散する世界;混在する文化;一様化と水平化;膨張と略奪;離脱する精神;不安な時代と宗教)
付論(東アジア時代の検証;多様性の中の共存;世界の政治的統合に向けて)

著者等紹介

小林道憲[コバヤシミチノリ]
1944年福井県生まれ。1963年~1972年京都大学文学部、同大学大学院文学研究科で哲学(西洋哲学史)を専攻。1972年~2010年福井大学教育学部(後・教育地域科学部)講師、助教授、教授、および、同大学大学院教育学研究科教授。1999年~2011年麗澤大学比較文明文化研究センター客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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