内容説明
変化と停滞を繰り返す成熟期にある日本都市社会の観察をもとに、三〇年以上収集してきた社会的事実を駆使して、先行研究や統計資料、インタビュー記録などから何が積み上げられるのか。性、世代、コミュニティ、階層という社会理論軸にこだわりつつ、都市化、高齢化、少子化、地域福祉、環境問題、音楽社会学の領域で到達したオリジナルな研究成果のエッセンスを分かりやすく紹介する。
目次
1 都市社会の診断
2 高齢社会の隘路
3 地域福祉の可能性
4 少子社会の克服
5 環境問題のジレンマ
6 音楽とマスコミ
7 碩学の姿
著者等紹介
金子勇[カネコイサム]
1949年福岡県生まれ。1977年九州大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、北海道大学大学院文学研究科特任教授。同大学名誉教授。文学博士(九州大学、1993年)。第1回日本計画行政学会賞(1989年)、第14回日本都市学会賞(1994年)。北海道大学研究成果評価「卓越した水準にある」SS認定(社会貢献部門)(2010年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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