内容説明
広告が作動する、とはどのような仕組みなのか。情報論とブランド論に立脚した21世紀広告の決定的定礎、「事例、社会問題、公共性」についての待望の改訂。
目次
第1章 広告の構造(広告とは何か;IMCの一側面;広告が非物理的であるという認識;広告の構造についての議論の精緻化;IMCマネジメントへのインプリケーション;示唆の確認)
第2章 広告効果(IMC効果論に向けて;購買時点におけるニーズ―生起する購買「モード」という一視点から見る広告効果;レファレンスのダイナミズム;インテグレーションモデル;「反応」が拓く新しい広告効果の側面;広告とブランド)
第3章 広告の計画(広告計画の混乱とアドバタイジング・ブリーフ;マーケティング計画とIMC計画;広告予算の理論と論理)
第4章 広告表現(広告表現への諸学からの接近;広告表現とインテグレーションモデル)
第5章 広告の社会性(広告はどのような社会問題と認識されているのか―3つのビッグ・テキスト・データベースの三角測量から;広告の公共性―共視・共感・共同性というマス広告環境維持責任の観点から)
著者等紹介
水野由多加[ミズノユタカ]
関西大学社会学部教授。大阪市生まれ。慶應義塾大学文学部社会・心理・教育学科(社会学専攻)卒業、青山学院大学大学院経営学研究科博士後期課程満期退学。1979年(株)電通入社、2002年依願退社後、京都工芸繊維大学デザイン経営工学科教授を経、2004年より現職。2009~2010年アメリカミズーリ大学スクール・オブ・ジャーナリズム客員研究員。2007年より日本広告学会副会長。博士(商学)。日本広告学会学会賞(平成12年度学術論文部門、平成16年度学術図書部門:『統合広告論―実践秩序へのアプローチ』)受賞。慶應義塾大学、同志社大学非常勤講師、(一社)日本BtoB広告協会アカデミー、日経広告研究所客員、朝日放送番組審議会委員等兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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