目次
序章 塩津と塩津港遺跡
第1章 発掘された塩津港遺跡
第2章 塩津港の神と神社
第3章 塩津起請文の世界
第4章 塩津荘の歴史と交通
第5章 古代・中世の塩津と環境変化
終章 中世的港湾都市の成立
著者等紹介
水野章二[ミズノショウジ]
1954年生、滋賀県立大学人間文化学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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四不人
3
最近訳あって中世の水運を調べているが、港の実態についてはあまり情報がない。だから面白かった。古代〜中世前期の港の姿が良く判った。ちゃんと垂直護岸があったんだなあ。堺や平戸などのヨーロッパ船が着いた港はどうなってたんだろうなあ。2021/02/24
イツシノコヲリ
1
琵琶湖の最北端にある塩津港遺跡の発掘調査の結果をまとめたものである。現在は新快速の終点駅である「近江塩津」ぐらいしか名前を聞かない地名だが、中世においては、敦賀などの北陸道と京を結ぶ琵琶湖の水運の基点であった。中世の港において大規模な護岸工事を行っている遺跡は塩津港だけであろうか。地震による琵琶湖の水位上昇により水没したため神社の遺構の残存状況がよいとのこと。2022/11/12
笛吹岬
1
確かに港は交通の要衝だから、近世以降も利用され続けられる。そのため、中世の港の様子を考古学研究として確認できる事例は少ない。2021/08/19
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