小学館文庫<br> 愛について/愛のパンセ

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小学館文庫
愛について/愛のパンセ

  • 谷川 俊太郎【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094066814
  • NDC分類 911.56
  • Cコード C0195

出版社内容情報

谷川俊太郎第三詩集と第一エッセー集の合本

『愛について』は1955年の刊行。

いつまでも
そんなにいつまでも
むずばれているのだどこまでも
そんなにどこまでもむすばれているのだ
弱いもののために
愛し合いながらもたちきられているもの
ひとりで生きているもののために
いつまでも
そんなにいつまでも終わらない歌が要るのだ
・・・・・・・・・

と始まる抒情的とも思える詩について(タイトルは「愛」)、詩人は言う。
<そのころは、一種理想主義的な、愛に対する過剰な思い込みがあったんでしょうね。若かったんですよ。……ただ、これも、ぼくには愛の形だと思えるんですけどね>

そして『愛のパンセ』は1957年に刊行された初のエッセー集。
<私は自分の青春を、愛というものと切り離しては考えられない。私はすべてを愛を中心にして感じとり、考えた。愛こそ最も無くてはならぬものであり、それ故に私はいつも愛に渇いていた>

谷川俊太郎の若さ溢れるこの2冊は、谷川ファンだけでなく、若い読者にも新鮮にとびこんでくることであろう。

内容説明

二十代半ばの若き詩人の、“愛という名を冠した”二冊を合本にしたオリジナル文庫。『愛について』は詩人24歳の時に刊行された第三詩集。もう一冊は、26歳の年に発表された初のエッセー集『愛のパンセ』。「青年という獣」など18篇のエッセーの他、詩や歌やモノローグ劇も収録。

目次

愛について(空;地;ひと;人々;“六十二のソネット”以前)
愛のパンセ(生きる;美しき惑いの年;贈物;失恋とは恋を失うことではない;夏の夜の夢;うそだうそだうそなんだ;青年という獣;恋する二人にタブーはない;教える;二つの恋文;泣く;女*果てしなき夢;窓;愛をめぐるメモ;ただそれだけの唄;恋の中の音楽*その二・三の形;沈黙のまわり;ベートーヴェン;詩人の春;散歩;山小屋だより;谷川俊太郎に会う;私の部屋;あふれるもの;愛*私の渇き;大きな栗の木―或る愛のモノローグ)

著者等紹介

谷川俊太郎[タニカワシュンタロウ]
1931年生まれ。52年、処女詩集『二十億光年の孤独』を刊行。主な受賞詩集に『日々の地図』(読売文学賞)、『よしなしうた』(現代詩花椿賞)、『女に』(丸山豊記念現代詩賞)、『世間知ラズ』(萩原朔太郎賞)、『シャガールと木の葉』(毎日芸術賞)、『私』(詩歌文学賞)、『トロムソコラージュ』(鮎川信夫賞)、『詩に就いて』(三好達治賞)などがある。他に多くの詩集があり、エッセー、絵本や童話、翻訳も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chantal(シャンタール)

75
谷川さんが20代の頃に出版した詩集とエッセイが一冊になったお得なこちら。20代の若者の瑞々しい感性が読んでいて心地よい。若いって、それだけで財産だなって、最近とみに思う。悩み、傷つき、愛し愛され、それが生きると言うことなのだ。「ひとときすべてを明るい嘘のように/私は夢の中で目ざめていた/私は何の証ももたなかった/幸せの思い出の他に・・・・・・」とても心に残ったフレーズ。2023/02/14

aloha0307

26
スタッカートの歯切れ良いテンポ&言い切り...俊太郎さん若いな と思いきや、やはり20代半ばの若書きでした✿言葉がこちらの脳に直接作用してくる感。沈黙の正当を認めながらも、それに対して言葉や声、さらには音楽まで引き込んで抗おうとする強固な意志(詩人として)があります。恋 と 愛 を切り離さず&混同せず...恋を遥かに超えた愛(地球 さらには宇宙・コスモスへの)ってでっかいなあ🌏 ベートーヴェン愛も凄まじい❣ 始めの主題のあまりの深さにひきずりこまれ、楽章全体を捉えられない...その通り❣分かりますよ✿2020/05/12

江藤 はるは

6
『谷川俊太郎の詩を夜に読んだせいです。』2019/11/29

嫁宮 悠

6
若き谷川俊太郎が愛について語った詩とエッセー。詩人が一篇の詩を書き上げる背景に、深い洞察と宇宙規模の物の見方があることに驚く。印象に残ったのは「二つの恋文」という掌編小説。ある二つの恋文によって構成された作品で、それぞれの恋文が示す愛、その対比の中で愛の形が表れたり、かすんだりして、最後にはほろ苦い気持ちが残る。2019/09/17

todokann

3
感覚に訴えかけてくるものが多くて、文字を追っているだけなのにアトラクションのような本だった。読んでる時よく意識が飛んだし息切れするような、体力と精神をとっても使った。この感覚が今までの経験の積み重ねや組み合わせであってもそれはそれでいいけれど、言葉がもたらしてくれた経験であったら嬉しいし、そうゆう言葉の可能性に賭けたいと思った。2020/05/21

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