危機・不安定性・資本主義―ハイマン・ミンスキーの経済学

個数:

危機・不安定性・資本主義―ハイマン・ミンスキーの経済学

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月20日 05時54分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 316,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784623064625
  • NDC分類 331.253
  • Cコード C3033

内容説明

今、世界経済は世界大恐慌以来の危機のもとにある。危機を防止するのが仕事である中央銀行家や金融当局は、今回の危機を引き起こした「戦犯」の一員である。彼らの失敗を受けて、主流派経済学に対する批判も高まっている。本書はミンスキーの理論に基づき、経済危機の原因を解明するとともに、危機を拡大させた経済理論と政策の誤りを明らかにする。

目次

序章 経済の危機と経済学の危機
第1章 人と経済学
第2章 『ケインズ理論とは何か』
第3章 金融不安定性仮説とサブプライム金融危機
第4章 金融の技術革新と金融不安定性
第5章 大きな政府と大きな中央銀行
第6章 「信認のパラドクス」
第7章 マネー・マネージャー資本主義
第8章 リベラル派のコンセンサス
終章 金融危機は繰り返される

著者等紹介

服部茂幸[ハットリシゲユキ]
1964年大阪府生まれ。1988年京都大学経済学部経済学科卒業。1996年京都大学博士(経済学)。現在、福井県立大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

好奇心の横断歩道を渡る!

1
必要な知識と情報があれば、崩壊前から(マクロな方の)バブルを認識できる。そう確信した。ミンスキー本人の著作ではないが、とても良い。基本的には引用で話が進む。古い本だけど、今でもバリバリ現役な内容。整然とした文章で、とても読みやすかった。ミンスキーの入門書であると同時に、バブルを理解するための入門書としてもよさそう。///著者は京大の経済学部卒。東大と慶応はまともな経済学者いないのかな?ってくらいだけど、京大は高確率でちゃんとしてる。2021/04/22

メルセ・ひすい

1
金融危機はなぜ繰り返されるのか? ハイマン・ミンスキーの理論に基づき、2007年から始まる世界的な金融危機の原因と、危機を拡大させた経済理論や政策の誤りを解明する。序章 経済の危機と経済学の危機 人と経済学 ミンスキーとポスト・ケインズ派 『ケインズ理論とは何か』  標準的ケインズ解釈批判 ミンスキーのケインズ・モデル  金融不安定性仮説とサブプライム金融危機 金融危機は繰り返される カサンドラの予言 今回も何も変わらない もう一つのアメリカ経済論 新自由主義路線の破綻 日本の危機とアメリカの危機2013/04/02

凸凹

0
『恐慌の黙示録』という本を読み、ミンスキーという異端の経済学者がいたことを知った。それと同時に、ミンスキーの経済理論に興味を持った。ミンスキーの経済理論を知るには、ミンスキーの著書に直接あたるのが一番良いのだけれども、難解なのが問題。そこで本書を手に取った。本書において、中心的な議論は、ミンスキーの金融不安定性仮説による、サブプライム金融危機の全容解明である。また、それ以外にも、ミンスキーの経済学の形成過程など、ミンスキーに関する様々な議論がなされている。なので、ミンスキーの経済思想を把握するのに最適。2013/07/04

Dendo Hiroyuki

0
経済学の本はあまり読んだことがなかったのでそれなりに勉強になったのかなーと。近年の金融危機が引き起こされた要因をミンスキーの経済学理論を通して明らかにすることが目的だとするならば、事後的に金融危機のメカニズムを明らかにするという本書の内容はどの程度貢献があるのかが疑問。(経済学よくわからんからこの疑問が的を得ているかも謎だけども。)2013/06/23

chiro

0
新自由主義の隆盛で作られたバブルが結果としてはそれを主導した人たちを公費で救い、それに踊らされた多くの人に負債を追わせて終息した事実を忘れてはいけないし、その時に何故ミンスキーの主張に耳を貸せなかったのか?を検証することの必要性を改めて考えさせられた。2021/06/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5691035
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。