叢書・現代社会のフロンティア<br> 環境問題の知識社会学―歪められた「常識」の克服

個数:

叢書・現代社会のフロンティア
環境問題の知識社会学―歪められた「常識」の克服

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月26日 03時58分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 223,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784623062485
  • NDC分類 519
  • Cコード C3336

内容説明

「二酸化炭素地球温暖化論」には本質的に虚構の推論がある。それがもたらす「誤作為コスト」への懐疑を軸に、大規模自然環境破壊を前提とした「自然エネルギー発電」がもつ希望的観測の限界に正攻法で取り組んだ。「環境・社会・個人」を包括する知識社会学の手法で、日本社会の創作的環境言説を摘出し、東日本大震災からの復興を見据えた本格的な環境社会への再生を提示する。

目次

第1章 社会学の環境論(環境の社会学的理解;社会システムと社会的共通資本;環境科学知識の活用条件)
第2章 環境と電力問題の知識社会学(リスク社会の集合的ストレス;「三・一一」における被災の実態;自然再生エネルギーへの国民共同の疑問;人間集合力とコミュニティの探求;コミュニケーション絆の復興再生)
第3章 懐疑派から見た二酸化炭素地球温暖化論(二酸化炭素をめぐる非科学性;科学的知識の信頼性;環境知識の功罪;不合理性をもつ二酸化炭素地球温暖化論;正しい環境理解に向けて;自然認識の知識社会学)
第4章 地球温暖化対策論の恣意性(政府主導の「二重規範」;「国家先導資本主義」社会の成立;環境の機能分析;二酸化炭素地球温暖化論の科学パラダイムへの変換)
第5章 持続可能性概念の限界と見直し(サステナブル都市;二酸化炭素地球温暖化論の問題点;自治体の地球温暖化対策の問題点;化石燃料エネルギーの使用状況;国民の環境意識と保全活動;持続可能性概念の見直しと自治体政策の方向)

著者等紹介

金子勇[カネコイサム]
1949年福岡県生まれ。1977年九州大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、北海道大学大学院文学研究科教授。文学博士(九州大学、1993年)。第1回日本計画行政学会賞(1989年)、第14回日本都市学会賞(1994年)。北海道大学研究成果評価「卓越した水準にある」SS認定(社会貢献部門)(2010年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。