内容説明
厳しい環境変化のなか、個々の中小企業が単に生き残るといった消極的な意味ではなく、積極的にその役割を果たし活動していくための方策とは。自立や自律化を図り、また競争優位を持続していくために、どのような競争戦略を立てればよいか、理論と190社余に行ったアンケート調査などの実証分析を通して考察する。
目次
序章 問題の所在と本書の構成
第1章 中小企業の自立と自律化に関する理論的考察―自立型から自律型企業へ
第2章 独立型中小企業と自立・自律型下請企業の諸特徴
第3章 自立型下請企業のビジネスモデル分析と価格交渉力
第4章 地域中小企業の競争優位の源泉
第5章 中小企業のイノベーションとMOT
第6章 中小企業ネットワークの進化とソーシャル・キャピタル―新たな中小企業ネットワークの台頭とその現代的意義について
第7章 グローバル化時代の地域中小企業と産業集積
終章 現代中小企業の自立・自律化と中小企業政策