内容説明
障がいをもつ子ども、障がいが疑われる子ども、そしてなんだかちょっと「気になる」子どもを保育することは、保育者を悩ませたり混乱させたりする一方で、保育をふりかえるきっかけともなる。長年の保育カンファレンスの経験から、保育者が保護者や他専門職と協働し、豊かな保育を創造するヒントについて実践的に語る。障がい児保育の新しいテキスト。
目次
1部 「気になる」子どもの保育の取り組み(「気になる」子どもと保育課題;0歳児クラス―運動発達への支援、人との交流への関心を育てる、情緒的な安定を図る;1歳児クラス―ことばの表現を育てる、落ちつきのないことへの対応、他児との関係を育てる;2歳児クラス―ことばのやりとりを育てる、他児との関係を育てる;3歳児クラス―ことばのやりとりを育てる、友だちとの関係を育てる;4歳児クラス―ことばのやりとりを育てる、ルールを守れないことへの対応、他児を巻き込む問題への対応;5歳児クラス―ルールを守れないことへの対応;保育行事)
2部 「気になる」子どもの保育をふりかえる視点(「気になる」子どもの保育を取り巻く社会的状況;保育のなかでの子ども・保護者・保育者を理解する;保育の場の特徴を理解する;「気になる」子どもの保育を支える諸機関・専門職)
著者等紹介
藤崎春代[フジサキハルヨ]
東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学、博士(教育学)。昭和女子大学大学院生活機構研究科教授
木原久美子[キハラクミコ]
早稲田大学大学院博士課程後期単位取得退学。帝京大学文学部心理学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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