内容説明
2009年夏の衆議院議員総選挙において、なぜ自民党は大敗し、民主党への政権交代が起こったのか。はたして選挙区では何が起こっていたのか。1993年の政界再編から現在に至るまでの政治の流れを踏まえたうえで、全国各地の特徴的な選挙区の実態を、第一線の研究者が明らかにする。
目次
政界再編から政権交代へ
第1部 政権交代の主体―候補者(民主党候補者の選挙キャンペーンと競争環境―香川一区・二区;ブームに乗れなかった民主党候補―北海道七区;小泉チルドレンの挑戦―静岡七区、東京五区・一〇区;「保守王国」の崩壊―熊本二区)
第2部 政権交代の構造―地盤・組織(政権交代への期待と躊躇―福岡一〇区;自民党地方組織の現在―富山二区・三区;農業票の行方―宮城四区;「子ども手当」という突風―沖縄三区・四区)
あとがき―日本政治のモザイクのピースの研究確立に向けて
著者等紹介
白鳥浩[シラトリヒロシ]
1968年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。現在、法政大学大学院政策科学研究所所長。法政大学社会学部教授。元静岡大学人文学部助教授。博士(政治学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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