Minerva人文・社会科学叢書
明治期医療・衛生行政の研究―長与専斎から後藤新平へ

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  • サイズ A5判/ページ数 238,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623057245
  • NDC分類 498.1
  • Cコード C3331

内容説明

本書は、明治期の日本における医療・衛生行政の誕生の過程を追いかけたものである。衛生行政の父・長与専斎から第三代衛生局長・後藤新平へと改革が引き継がれるなかで、衛生についての考え方はどう変わっていったのか。徹底した資料分析に基づく研究の成果が、今明らかになる。

目次

第1章 長与専斎の衛生行政論と内務省の衛生行政
第2章 長与専斎の医療改革
第3章 内務省の医療・衛生行政とコレラ流行―明治一二年を中心として
第4章 内務省衛生事務諮問会の開催と意義
第5章 後藤新平と衛生概念の形成
第6章 いわゆる「明治一九年の頓挫」の実相
第7章 環境衛生政策の進展
第8章 地方官官制改革と内務省の衛生行政―明治二七年前後を中心として
第9章 伝染病予防法の成立

著者等紹介

笠原英彦[カサハラヒデヒコ]
1956年東京都生まれ。1985年慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。現在、慶應義塾大学法学部教授、法学博士

小島和貴[コジマカズタカ]
1970年愛知県生まれ。1999年慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。現在、中部学院大学人間福祉学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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